浜離宮恩師庭園でポートレートを撮影してきました。撮影させていただいたのは麻子さん。2か月前に千鳥ヶ淵でポートレートを撮影させていただき、次は着物で撮ってみたいとリクエストをいただいて今回の撮影に。
浜離宮恩師庭園に来たのは初めて。着物でのポートレート撮影も初めて。初めてずくしのとても楽しい撮影でした。
広大な庭園で気持ちいい
都営大江戸線の汐留駅から歩いて10分もかからないくらいでしょうか。高層ビルが立ち並ぶ都会のど真ん中にこんな広大な庭園があるなんて、ちょっとばかし違和感すら感じます。
麻子さんも浜離宮に来るのは初めてとのことで、ぷらぷら散策しながらぱしぱしと撮影をしていきました。この日は天気も良く最高のお散歩日和、気持ち良すぎです。外国人観光客の方もたくさん来園されていました。
綺麗なお着物を身にまとって日本庭園を散歩する姫と、その付き人。周りからはそんな風に見られていたかもしれません。
園内を歩いていると、「のどが渇いた」と仰る姫。歩き始めて3分くらい経った頃だったかしら。入園時にもらったガイドブックをしらみつぶしに探して園内にお茶屋を発見。写真を撮ること以上に、姫ののどをうるおすことが目下の最重要課題となりました。
着物の後ろ姿は美しい
着物ってどこから見てもきれいですが、後姿は特にきれいだと思うのです。帯の結び方にしても、きっと種類がいろいろあるのでしょうね。日本人のくせに着物のことって知らないことばかり。
広すぎる園内には地面がぬかるんでいる場所もちらほら。万が一私のせいでお着物に泥がついたりしたらえげつないクリーニング代が発生しそう・・・園内の池に沈められそう・・・とビクビクしながら泥をはねさせないよう慎重に歩く私でした。
園内にお花畑エリアもありまして。キバナコスモスが満開となっていました。コスモスって紫色のイメージが強いですが、こちらはその名の通り黄色い花のコスモス。紫のコスモスもきれいですが、黄色いコスモスもこれはこれでいいかも。
冷たい抹茶とお上品な和菓子
ようやくお茶屋さんにたどり着いた姫とその付き人。満席だったようで5分くらい並んで、やっと店内に入ることができました。一刻も早く姫ののどをうるおすべく、冷たいお抹茶と和菓子のセットを発注です。
正座をして待っていると、お抹茶と綺麗な桜色の練り切りを出していただけました。和菓子なんて久しぶり、これは美味しそうだと思っていたら「私、ピンクの練り切り食べたい」と姫。
お茶碗の回し方とか、正しい抹茶の飲み方もちゃんと把握していない私。もうすぐ30歳になるのに日本の伝統的なマナーを知らないってのはちょっと恥ずかしいなと反省。緑の練り切り、すごく美味しかったです。
都会の真ん中で季節を感じられる貴重な空間
園内のど真ん中に大きな池があるけど新宿御苑公園みたいに鯉がたくさんいるわけではなく。生きものの気配があまり感じられない池でした。小魚が水面をはねるのを1~2度確認しましたが、それくらい。
園内はペットを連れての入場が禁止だったり、ジョギングも禁止されているみたいで、すごく落ち着いた空間を味わえるのがいいですね。都会の喧騒から逃れて静かにのんびりだらだら過ごすには最高の場所じゃないでしょうか。
園内が広すぎて道に迷いそうになったりもしましたが、とても楽しい撮影でした。麻子さん、貴重な機会をいただきましてありがとうございました!
- 単焦点レンズ58mm f/1.4Gでポートレートを撮影することの魅力と魔力
- 85mm単焦点レンズがポートレートに最適と言われる理由
- 35mmの単焦点レンズでポートレートを撮影する楽しさ
- ライトスタンドとソフトボックスを購入!新ライティング機材に心踊る