つい最近まで梅が咲いた、菜の花が咲いた、桜が咲いたと春の到来を喜んでいたというのに、いつの間にか季節は夏へと歩みを進めていたようで。長袖のシャツを着てきたことを後悔するくらいに夏の到来を感じさせる空。
もう少しだけ春でいさせてほしかったのだけど、そんな個人的願望が叶うわけもなく。テンションをあげてきた太陽がじりじりと照りつけてくる週末の午後、自由ヶ丘の街並みを散策しながら撮影をしてまいりました。
気持ちよく晴れた自由が丘
これまで何度か遊びに来たことがあった自由ヶ丘。撮影で訪れるのは初めてだったので改めて下見でぶらぶら。ちょろっとロケハンしただけで汗がじわり。途中、数組のカメラマンとモデルさんの組み合わせを発見。撮影会でもあったのでしょうか。
数年前に一度だけ訪れた本格的な紅茶が飲めるお店は、いつのまにか閉店してた。どれだけ町がおしゃれであろうとも、ビジネスはいつだって非情。寂しいものね。
自由ヶ丘には洒落乙な雑貨屋さんも多くて、女性の皆様にとってはテンションが上がるスポットなのでしょう。雰囲気よさげな美容室もちらりほらり。オープンテラスで犬と一緒にカフェを楽しむお金持ってそうな色黒男性もいたり。
おしゃれな街というイメージが強いですが、道が細いうえに交通量もそこそこ多くて、あまり落ち着かない街という印象も強い。
駅から少し歩けばイタリアの街並みを再現した一角があったり、緑が豊かな神社があったり、細い路地もあったり。変化に富んだ街ですね。イタリアの街並みは一角という言葉がドンピシャで、ほんとに一角だけがイタリア風身になっていて面白い。
夏をイメージする色。澄みきった空の青やひまわりの黄色。それもいいけど生い茂った緑も夏を感じられる。暑さに弱い私にとって、夏はどの季節よりも嫌い。だけど強い日差しを浴びてキラキラときらめく新緑は嫌いじゃありません。
今回撮影をさせていただいたのはYur!さん。学生時代は体育会でスポーツ一筋だったそう。学生時代、遊んでいるだけで単位が取れると評判の体育の授業すらとらず、運動といえる運動をほとんどしなかった私。体育会出身の方には頭があがりません。
今回はストロボを使わずの撮影でしたが、強い日差しの下でも開放付近の描写を使えるようにNDフィルターを常に装着。木陰や路地では暗くなりすぎるため、ISO感度を少し上げて対応しました。
冬や春とはまったく異なる太陽の光。夏だからこそ撮れるポートレートをもっと突き詰めてみたいと思いました。Yur!さん、貴重な機会をいただきましてありがとうございました!
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