オフカメラライティングを実現したくて、ワイヤレスでストロボを発光させることができるCactus V6を購入しました。ストロボに興味を持ち始めてから、ずっと欲しいと思っていたものなのです。
愛用しているニコンのスピードライトSB-700は、カメラの内臓フラッシュをコマンダーモードに設定することで、Cactus V6を使わなくてもワイヤレス発光ができます。でも内臓フラッシュの光が届きにくい位置だと、うまく発光しないという大きな弱点がありまして。
これからはどんな位置からでも、例えばモデルさんの背後からも、自由にストロボを発光させることができます。新しい機材を購入したときのワクワクは何度味わってもたまりませんね。
オフカメラライティングをワイヤレスで手軽に実現
入っていたのはこの3点。日本語と英語のマニュアルと本体のみ。すごくシンプル。日本語のマニュアルは端っこの方が最初から折れちゃっていて梱包がちょっと雑な感じですけれど、新しい機材に気分がいいから小さいことは気にしませんの。
そもそもこのワイヤレストランシーバーは国内で使用しても違法にならない電波を発するタイプで、最大100メートル離れても機能するそうです。実際そんなに離れて使用することってなかなかなさそうですが。
Amazonで中国製のワイヤレストランシーバーが安く売ってたりしますが、国内で使用するのは電波法?か何かの関係で違法になってしまうみたい。使用することが違法になってしまう製品が普通に通販で買えちゃうってのも不思議な話ですけども。
カメラとスピードライトに装着
装着するとこんな感じ。Cactus V6はカメラ側とストロボ側、両方に着ける必要があって、最初から2台買わないと意味がありません。在庫切れや取り寄せの店もちらほらあったので、タイミングが悪いとまとめて買えないことがありそう。
今回は楽天のビックカメラで購入。楽天ポイントが3万円近く溜まっていたのを使用したので負担額は0円。コツコツとポイントを貯めてきた甲斐があったというものですよ。またじわじわと貯めていくとしましょう。
Cactus V6は初期設定も発光量の調整も簡単
電池を入れたらまずは初期設定。ストロボに装着する側のCactus V6に予め登録されているSB-700の設定を読み込みます。Amazonのレビューに付属のマニュアルがわかりづらいなんて書かれてましたけど、読めばすぐ理解できる内容でした。
カメラ側のCactus V6も起動です。ストロボ側とカメラ側のチャンネルを合わせたらそれで完了。ストロボの電源を入れてからCactus V6の電源を入れないといけないなど、細かいところに気を付けさえすれば難しいことは何もないですね。
発光量の調整はダイヤルを回すだけ
カメラ側のCactus V6のダイヤルをぐりぐり回せば発光量を簡単に変えることができます。離れた場所にストロボを置いていても、手元で発光量をすぐに変更できるなんて画期的すぎますわよ。
私の指先が乾燥していることには目をつぶっておいてください。
今はスピードライトも1台しか持っていませんが、年内にはもう1台購入して2灯体勢にしていきたいと考えています。Cactus V6があれば複数のストロボも手元でちょちょいと調整できるので撮影が捗りまくりそう。ワクワクが止まりませぬ。
Cactus V6用に充電池も追加購入
ワイヤレストランシーバーの導入にあたってAmazonで充電池も補充しておきました。ストロボに4つ、Cactus V6 1台に2つ、常に8つの電池を使用することになるため予備を持っておかないと心配。
これまではパナソニックのエネループプロを使っていましたが、対して差はないみたいなのでAmazonベーシックの安いものを買いました。
電池ケースも新調
ついでに電池ケースも新調しました。今回購入した予備用電池も含めると16個の充電池を持っていることになるので、どれが使用済みでどれが電池満タンなのか、一目でわかるように管理しようと考えています。
2灯体勢になると電池ももっと必要になりますね。撮影時の荷物がどんどん重たくなっていくのが割と真剣に心配です。
Cactus V6の使い方は理解できたので、あとは実際に撮影しながら学んでいくのみです。ますます撮影が楽しくなってまいりましたぞ。
Cactus V6を使用して撮影したポートレート作例
実際にCactus V6を使用して、オフカメラライティングで撮影した作例をいくつかピックアップしてみました。
屋外のポートレート撮影で使いやすい
こちらはクリップオンストロボをモデルさんの手前側に設置して、夕陽と挟み込むように発光させて撮影したもの。
クリップオンストロボを地面に置くときは小型のゴリラポッドを使用。
草むらのような不安定な場所でもしっかり立ってくれるので重宝します。
ストロボを直射してしまうと光が固すぎるので、ROGUEフラッシュベンダーも使用しています。
こちらは左手でクリップオンストロボを持ちながら撮影しました。
Cactus V6をカメラにつけていても対して重くならないので、片手操作でも撮影可能です。
このときもROGUEのフラッシュベンダーを使用しています。
こちらはクリップオンストロボにRound Flash Ringを装着して、左手を目一杯伸ばしながら撮影。
ライトスタンドを使わずにオフカメラライティングができるのはとても便利ですが、右手でカメラを操作している以上、光の向きが限られてしまうのがネックです。
屋内撮影もライティングを組みやすくなる
こちらは屋内に背景布などを設置して撮影したもの。
モデルさんの左右からソフトボックスを装着したクリップオンストロボを2灯発光させています。
Cactus V6を使用しておけば1灯だけ発光して、もう1灯が発光しない…というストレスを味わうことがないので便利です。
こちらも室内にライトスタンドを立てて、ソフトボックスを装着したクリップオンストロボ1灯で撮影したもの。
オフカメラライティングをするなら、Cactus V6を使わずともカメラの内蔵ストロボをトリガーにスレーブ発光させる方法もあります。
ただその方法だと光がうまく届かないとストロボがうまく発光しなかったり、余計なアイキャッチが入ってしまう可能性があります。
Cactus V6を使用したほうが、ストレスなくイメージ通りに撮影することができます。
Cactus V6を購入するなら新型のV6Ⅱがおすすめ
今回掲載した作例はポートレートのみですが、物撮りなどでも間違いなく役立つので、これからも積極的に活用していきます。
ちなみに、私が購入したのはCactus V6なのですが、現在は新型のCactus V6Ⅱが販売されています。
これからオフカメラライティングに挑戦したい方は、新型を購入することをおすすめします。
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去年からウチの会社のストロボも全部カクタスで制御するようにして
劇的に使い勝手が向上しました。
クリップオンストロボにもスタジオ用ストロボにも使えて
本当に便利で使える装置です。
何より安いし。
スタジオ機材って結構マニアックユースでお高い割に使えねー場合が多いので
コイツはすごく優秀です。
ウチの会社では
キャノンのスピードライトにラウンドフラッシュカバーを付けてカクタス制御で
店内ロケーションのメインライトや補助光にしたりしてます。
兄ちゃん (id:tk1969)さん
コメントありがとうございます。
プロの現場でも使われているのですね。
これから少しずつ使いこなしていこうと思います!