自宅を整理していたら古いカメラを見つけました。パナソニックのDMC-FX9というカメラ。大学生のときにアルバイトで稼いだお金で自分の誕生日プレゼントに買ったやつ。ちゃんと覚えてないけど3万とか4万円くらいした気がする。
親元を離れてひとり暮らしを始めて、お金に余裕のない生活をしている中でかなり奮発して買ったカメラ。業務スーパーで冷凍唐揚げを買い込んで、タッパに白飯とチンした唐揚げ詰め込んで大学に持って行ってた日々。
今見るとしょぼいコンデジだけど、このカメラでいろいろ撮ったんです。
ISO感度の上限は400
10年前のコンデジの情報なんてどこにも残ってないだろうなと思って調べてみたら、ちゃんとパナソニックのホームページに掲載されてました。当時はカメラのスペックなんてさっぱりだったけど、今見るといろいろ面白い。
撮りたい瞬間を逃がさない高速1点オートフォーカス(AF)
・・・笑ってはいけない。ISO感度の上限は400、1/2.5型CCDセンサー。当時はこれでもすごい技術開発だったんだと思う。
私が中学生の頃なんて写るんですで写真を撮るのが当たり前だったし、高校3年生くらいのときにジェイフォンがカメラ付き携帯電話を発売してた気がする。枚数や現像代を気にせずに写真が撮れるってのは、大学生の私にとって最先端すぎる技術でした。
松下電器産業株式会社
当時はパナソニックが松下電器産業を名乗ってた時代。mixi()が流行りだして、クソつまんない非公開日記をたくさん書いてた暗黒時代。久しぶりにログインしてみたら、このコンデジで撮影した写真がたくさん残ってた。足あとはいつかの11月で途絶えてた。
写真が撮れればそれでよかった。レンズの明るさとか解像度とか画素数とか、そんなのどうでもよかった。600万画素のカメラでも当時は十分楽しかった。それが今となっては年間でいったいどれだけのお金をカメラ関連で使ってるだろう。
2GB クラス4
入ってたSDカードはクラス4の2GB。jpegでしか撮れないし、600万画素だし、これで十分でした。当時は2GBでも結構値段が高かった気がする。たくさん撮りました。ほんとにたくさん撮りました。
今はもうバッテリーを充電するためのアダプタが行方不明で電源を入れたくても入らない状態。買い取りに出したところで10円にもならないだろうし、SDカードもバッテリーも抜いて、娘のおもちゃになりそうな予感。
新しい機材を買うのはワクワクドキドキで楽しいけれど、写真を撮ることそのものにもっと集中しないといけない気もしていたり。常に持ち歩けるコンデジを購入したし、しばらく機材買わないぞ。しばらくは機材を買わないことにしますぞ。