春の花といえば、きっと桜や梅を連想する人が多いのでしょう。白く、そして赤く染まりゆく花々に春の訪れを実感しますが、忘れてはいけない黄色担当。今の戦隊モノでも黄色はカレー好きという設定なのでしょうか。その話が通じるのも昭和世代だけかしらね。
今は黄色と言えば十四松。きっとこれが通じるのも一部界隈のみでしょうけど。話がそれましたが、春の黄色担当。そうです菜の花です。夏の黄色担当は向日葵という絶対王者が君臨しておりますが、今の季節は菜の花が主役。浜離宮の菜の花が満開でした。マッスルマッスル!!
満開の菜の花畑は圧巻
新橋駅からのんびり歩いて十数分。昨秋、キバナコスモスが咲き誇っていた頃に訪れた浜離宮恩賜庭園。開園時間の9時にぴったり合うように到着です。菜の花が見ごろを迎えていると事前情報で知っていましたが、素晴らしき満開ぶり。こいつはお見事。
不思議に思ったのは、秋にキバナコスモスが咲いていた場所に菜の花が咲いていること。なるほど二毛作なのね、と無理やり自分を納得させていそいそと撮影開始です。
ハチが飛んでないし虫が少ない
学生時代に友人たちと車で出かけたときに、伊豆だったか正確な場所は忘れましたが菜の花畑に立ち寄ったのです。その時もきれいに満開を迎えていたのですがミツバチがやたら多くて。今回もハチが飛んでたら嫌だなと心配してましたが、ほとんど虫がいない。
浜離宮は犬の散歩も禁止されていたり、きっちりと管理された公園なのでハチなどの虫が寄ってこないように何か対策をしているのでしょうか。だけどある程度虫が飛んでないと受粉できないような気もするけど大丈夫なのかしら。
モデルをお願いしたのはお久しぶりのしみずさん。つい数日前に浜離宮の菜の花が見ごろと知って、菜の花畑でポートレートを撮りたい!と思って、ダメもとでお誘いしてみたらちょうど予定が空いてらっしゃって、とんとん拍子で今回の撮影に。
雲一つないすっきりと晴れた空だったら最高でしたが、ちょっぴり雲が多めの空模様。天候ばかりは運に任せるしかありません。心地よい風も吹いていて、寒さを感じない過ごしやすい気温。ここ数か月、寒さに耐えながらの撮影が多かったので快適すぎて泣けてくる。
望遠ズームレンズが欲しい
今回もレンズはお気に入りの AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G。望遠ズームを持っていたら圧縮効果をいかしてもっと撮影の幅を広げられた気がします。来年の今頃には70-200㎜を購入していたいところですが、はてさて懐事情はいかほどに。
NDフィルターをつけて、半数以上のカットでスピードライトをオンカメラで発光。ディフューザーも装着です。スピードライトを使う前提でシャッタースピードの上限を1/200と考えると、もっと暗いNDフィルターの必要性を感じました。近日中にポチろう。
9時半を過ぎたころには続々と菜の花畑に人が集まってきてまして、重装備で撮影をされている方もチラホラ。何を話しているのかわからないけど外国人観光客も楽しそう。テンションマックスで走り回っている子どももいたりと、賑やかな雰囲気が一層春を感じさせてくれます。
菜の花がメインと考えていた今回の撮影ですが、だだっぴろい園内では梅も満開を迎えているようでして。しばらくカレーは食べたくないと思える程度に黄色を満喫した私たち、健気に白く咲く梅でお口直しをしようじゃないですか。デザートは別腹でございます。
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