食べる梅と愛でる梅。コンビニのおにぎりを食べなくなって久しいですが、選ぶときは決まってツナマヨネーズ。チャーハンのおにぎりが出たときは神が降臨したかと思ってよく食べてました。手が油でベトベトになるのは許せなかったけれど。
数あるおにぎりの具材の中で梅を選ぶことってほとんとなくて。「具材」って打ち込んだら「ξ」って出ることに今初めて気づいて。何語だよこの記号。写真を撮りはじめて梅の美しさに気づけたけれど、それでも食べる梅に対する抵抗感はぬぐえない私。
梅干しが好きな両親に育てられて
両親は梅が好きで。正しくは梅干しが好きで。漬物の王様は梅干しなのよと言わんばかりにもぐもぐと白飯を食べていた母。たまに家で梅干を作ったりしてた。焼酎のお湯割りに梅干を入れてつぶしながらちびちびと飲んでた父、いつも飲み切らないうちにリビングでいびきかいて寝てた。
梅干し好きな両親から生まれたはずなのに私は梅干しが苦手。実は血がつながってないんじゃないかと幼いころはドラマみたいな展開を期待したりしたけど。今では父親と生え際すら似てきてしまっていて、散りゆく頭髪に何もできない自分の力の無さを呪うよ。血には抗えぬ。
梅干を心から愛せるときはいつまでも来ないのかもしれない。だけど浜離宮恩賜庭園で満開の菜の花を満喫して、そろそろ黄色はお腹いっぱい。ちょっぴり塩気が欲しくなってくる頃合いです。だって日本人だもの。
遠くに見える白き花。近くで見たくて花に顔を近づけていくと、死角から尖った枝が突き刺してくる。刺しどころが悪ければ悶絶は免れない。美しいものにうかつに近づいてはいけないと学んだはずじゃない。私、痛いのは苦手です。やさしくお願いします。
梅酒はロックで飲むのがカッコいいと
梅干しは苦手だけれど梅酒は嫌いじゃない。学生のころは梅酒をロックで飲むのがちょっとカッコいいみたいな勘違いをしていて、あらごし梅酒にはまってボトル買って家で飲んでたこともあったり。今は梅酒もほとんど飲まなくなりました。
撮影に関係ない話でここまでよく引っ張れたものだと、自分へのご褒美に明日は帰りにコンビニでウメッシュでも買って帰りましょうか。仕事のつきあい以外で飲みに行く気概がげっそり減ってしまった昨今、たまには朝まで梅酒飲み会とかしたい。つまみはカリ梅、締めは梅茶漬けで。
都内ではもうしばらく梅を楽しめると思いますが、今年はもう満足でございます。しみずさん、菜の花に梅の花と多種多様な花粉飛び交う撮影にご協力いただきまして、ありがとうございました!
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