男性のポートレートを撮影しました。作品撮りとしての男性撮影は随分久しぶり。今回も職場近くの会議室をお借りして、簡易的なスタジオとして使用。ライティングはライトスタンドに乗せたクリップオンストロボ2台をワイヤレスで発光です。
スポットライトのような光を作りたくて、ROGUEのフラッシュベンダーを筒状にしたものをメインの光として使用。フィルライトはホワイトアンブレラを使用。ほんのりとシャドウを持ち上げられるように極々弱く発光させました。
男性ポートレート撮影の楽しさ
今回もレンズはAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gのみ。女性のポートレート撮影では、絞りをf/2.0前後で撮影することが多いのですが、今回はf/5.0〜f/8.0あたりまで絞り込んで撮影しています。
バストアップでそこそこ絞り込んで撮影すると、肌の細かい質感まではっきりとシャープに描写されます。女性の撮影ではためらってしまうことが多いですが、男性だと遠慮なく絞りこめるのが楽しい。
肌の質感を残してレタッチ
今回撮影させていただいたのは、大学生のびょんさん。韓国のご出身で、日本へ来て2〜3年と仰っていましたが、日本語が恐ろしく上手で驚きました。
いずれのカットもPhotoshopで美肌処理をしていますが、女性のポートレートで多用するガウスぼかしは一切使わず。肌の質感が残るようにレタッチ。シルバーアクセサリーやツヤのあるヘアスタイルなども、質感が出るように意識してみました。
筋肉こそパワー
びょんさんのご希望で上半身を濡らしての撮影。韓国では義務になっている兵役を既に経験されたそうで、体つきがマッシブ。日本に来てからもご自宅で鍛えているそう。筋肉とハードライディングって相性最高だと思うのです。
今回は水を使ったのですが、ツヤ感をもっと出すには油を使うべきだったでしょうか。さすがに会議室で体に油を塗りたくるのは、いろいろと問題になってしまいそうですが。
男性経験の増やしたさ
壁の白い会議室で、室内灯もつけた状態で撮影していましたが、NDフィルターの脱着とストロボの発光量で背景の明るさを調整。ISO感度は64、シャッタースピードは1/160で固定しています。白背景もなかなかお気に入りです。
びょんさんご自身も写真を撮られていて、愛機はニコンD750。少しずつ写真仲間を増やせていけたらいいなぁと思っているこの頃です。あまり機会は多くありませんが、男性撮影の経験も少しずつ増やしていきたいと思います。
びょんさん、撮影の機会をいただきありがとうございました。
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