西武池袋線沿線に住んで3年くらい経ちますが、今までとしまえんに行ったことがありませんでした。
正月休みでヒマだったことと、イルミネーションをやっているらしいという情報をかぎつけて、写真を撮ることを目的に夕暮れのとしまえんへ一人で行ってきました。
なかなか見ごたえのあるイルミネーションでした。
2014年はセブン・イルミネーション
2014年のイルミネーションは「セブン・イルミネーション」だそうです。入園してすぐのところに、何かの卵のような不思議なオブジェが飾られていました。
年が明けたばかりということで、ガラガラなんだろうなー・・・と思っていましたが、園内には子どもたちがたくさん。失礼ながら、こんなに人がいるとは思っていませんでした。。地元の人たちに愛されているんですね。
どんどん園内を進んでみましょう。
入園して道なりに進んでいくと、巨大なイルミネーションが現れます。7つのイルミネーションの1つなのでしょうか。緑や赤、青色など、色がどんどん変化して見ていて飽きないイルミネーションです。
写真ではちょっと見えづらいですが、奥の舞台ではショーが繰り広げられていました。光と音のイルミネーションショーとは、このことなのかな。
今回の写真はGX1に三脚をつけて、低めの位置から撮影しています。
スローシャッターでじっくり撮影
GX1はISO感度の最小値が160なので、マニュアルモードでISOを160に固定、くっきりはっきりとした画を撮りたかったことと、光条も出したかったので絞りは9~11で調整してみました。
被写体の明るさによって、シャッタースピードを1~4秒の間で色々試しています。GX1のライブビューに表示される露出計がちょっとマイナスになるくらいのシャッタースピードで撮ると、私の求める画が撮れるようです。
どんなもんなんだろう・・・と、正直なところあまり期待せずに来たんですが、なかなか見ごたえのあるイルミネーションがたくさんあります。
丸ノ内のイルミネーションは同じようなイルミネーションばかりで、見ていてすぐに飽きてしまいますが、さすがテーマパークというべきでしょうか、飽きさせない工夫が散りばめられています。
なかなか冷え込んだ夜でして、私は一人凍えながら撮影してたんですけど、子どもたちは駆け回りながらイルミネーションを楽しんでいました。子どもは元気だなぁ。
15時以降は500円で入場できてかなりお得
乗り物には乗れませんが、15時以降は500円(大人1人)で入場できるのも懐にやさしくて嬉しいですね。
走り回る子どもたちには気を付けないといけませんが、ディズニーランドほど人が多いわけではないので、三脚を置いてじっくり撮影を楽しむこともできますね。
事前に点灯時間を調べてから行こう
15時以降は安くなるといっても、点灯時間は事前に調べておきましょう。
イルミネーションの撮影がしたくて来たんですが、到着したのは15:30。電車の中で調べたら日の入りは16:24。到着して係員さんに聞いたらイルミネーションの点灯時間は17:15。。
イルミネーション点灯まで2時間近く時間をつぶさないといけないことに絶望。心がぽっきり折れました。外の気温がイマイチわからず、薄着で来てしまったこともあり、極寒の中しぶしぶと園内を歩くハメに。
改めてホームページを見てみたら「イルミネーションの点灯は日没後となります。(日没時刻によって変動)」って書いてた。
最低限、日の入り時刻を調べてから行くべきでした。。
あまりの寒さに耐えかねて、インドカレー屋に避難。14時以降は珈琲が99円で飲めるってことで早速オーダー。妙な接客スタイルのおばちゃんに心も温めてもらい、日の入りまで時間をつぶします。
日没に連れてアトラクションが点灯
日の入り時刻を過ぎたくらいからアトラクションがライトアップを始めました。夕焼けが綺麗に色づいていれば、それはそれで撮影のテンションも高まるってもんですが、曇り空でぜんぜん綺麗な空じゃない・・・
日が沈んだことで、ますます下がっていく気温。素手でカメラを操作するのも限界、このあたりで皮の手袋を装着。カメラ2台を首からぶらさげて、三脚も持って、皮の手袋して、おっさんが1人でぶらぶら歩いているのはさぞ怪しかったことでしょう。
ちびっこたち、すまない。
寒さの影響か、土曜日だったのに人がまばら。人気のアトラクションには少しばかり行列ができていましたが、30分もしないうちに乗れる模様。この静けさ落ち着きある雰囲気がとしまえんの魅力。
ディズニーランドももちろん楽しいですが、人が多すぎて疲れます。なかなかアトラクションに乗れないし、場所も遠い。一方、としまえんは人が少なくて快適。アトラクションにもたくさん乗れるし、アクセスも便利。圧倒的じゃないか、としまえん。
17:15を過ぎ、いよいよイルミネーションの点灯です。99円のコーヒーで体を温めて、2時間の間に3回トイレにも行きました。ようやく撮影のテンションも高まってまいりました。
マジックアワーの撮影も楽しい
美しいグラデーションに心酔いしれるマジックアワー。
写真を撮る人であれば、誰しもがそわそわしてしまう時間帯ですね。時間が限られているからこそ、テキパキとカメラをセッティングしてきれいに撮りたいものです。
日没まで時間があるときは、マジックアワー撮影に興じましょう。
ただ、マジックアワーとイルミネーションが重なると、ちょっと情報量が多すぎますかね。少々ごちゃごちゃしているような気もするのですが、いかがなものでしょうか。
ISO感度を上げれば手持ちで十分撮れる明るさでしたが、びっしりシャープに撮りたかったので、ISO感度は最小値に設定、しっかり絞って1秒前後のスローシャッターでぱしぱし撮りました。
この構図で撮るなら、完全に日が落ちてからの方がよかったかなぁ。中途半端に青い空が邪魔でしょうか。
遊園地でアトラクションを撮るときも広角レンズは活躍しますね。もっと低い位置から撮った方が、ダイナミックさを出せたかな。次に活かしましょう、次に。
イルミネーションを現像するコツ
このページに載せている写真のほとんどはRAWデータで撮影して、Lightroomでちまちまと現像しています。
としまえんで撮影してきたイルミネーションも同様にLightroomで現像をしていたのですが、イルミネーション用の現像パターンがある程度固まってきたので、簡単にまとめておきます。
撮って出しだと少々固い印象
冒頭に載せた写真をそのまま現像したものがこちらです。
ダメな写真、という訳ではないと思うのですが、ちょっと固いですね。高台から夜景を撮るならこれくらい固い画でもいいのかもしれませんが、イルミネーションの場合はもっと柔らかくしたほうが、雰囲気が良くなります。
好みの問題もあると思いますが、実際の見た目に近づけられるよう、ムーディーな雰囲気を出せるよう、Lightroomで補正しちゃいます。
補正後のLightroomのパラメータ
こちらがLightroomのパラメータです。いじったのはこのパラメータだけで、トーンカーブやら何やら細かいものはいじっていません。
露光量を少し上げて全体を明るくしたことと、シャドウと黒レベルを上げることで黒つぶれしている箇所から情報を引っ張り出してきます。
明るくしすぎると今度は白つぶれするので、ハイライトは少し下げています。光源の白みは出したかったので、白レベルはちょっとだけ上げています。自然な彩度を少し高めて黄色みを強めた後は、明瞭度を下げて、ふんわりとした印象に仕上げます。
コントラストを下げれば、もっと柔らかい画になりますが、のっぺり感が出てしまうのでほぼそのままにしておきました。
まったく同じパラメータという訳ではありませんが、シャドウを上げることで黒つぶれを解消して、明瞭度を下げることでふんわりとした雰囲気を出す、という点は統一して現像してみました。
イルミネーションの写真に適した現像方法は他にも色々ありそうですが、今のところはこれがベストかなぁ・・・と思っています。
としまえんのイルミネーションはおすすめ
いちいちLightroomで現像しなくても、撮る際にカメラ側の設定で調整すればいいじゃない、という考えもあると思います。
私の場合、絞りとシャッタースピード、ISO感度の設定だけで、後は撮ることに集中したいんですよね。ホワイトバランスも基本的にオートで撮ってますし。
撮りたいと思った瞬間にぱしぱし撮って、細かい色味は後で調整する、というのが私の撮影スタイルに合ってるのかなと思っております。Lightroomでどう現像するか、についてもまだまだ勉強が必要ですね。
としまえんは人が少なめで、じっくりイルミネーションを撮れるのでおすすめです。お近くにお住まいの方は、ぜひ遊びに行ってみてください。
こんにちは^^
恋人と行けたらロマンチックですね~
id:ideniziさん
コメントありがとうございます。
盛り上がること間違いなしです!
イルミネーションを見た後は隣にある温泉に入るのがおすすめコースです。
水着を持って行けばカップルで入れるお風呂もありますよー