猫の写真を撮りたい。その一心で護国寺へやってまいりました。
池袋から有楽町線で2駅、1番出口から出るとすぐ後ろが護国寺だなんてアクセス抜群じゃないですか。詳しいことを調べずにやってきたのですが、かなり大きいお寺のようです。
門をくぐって、早速一匹目を見つけました。猫に会いたくて出向いた谷中銀座で、一匹も見つけられないという苦渋を味わっておりましたので、もうテンションMAXです。
すごく自然な感じで野良猫がいた
護国寺の奥へ進んでいくと、すごく自然に猫が階段を歩いてる!!すかさず連射です。
猫に限らず、動体を撮るときは連射で撮りまくるに限ります。もっと近くで撮りたいと思い、ダッシュで階段を駆け上る私。
境内を散歩をされている方々を少し驚かせてしまったかもしれません。大変申し訳ございません。
我が道をゆく茶虎猫
追いかけてみたものの、どんどん茂みの奥へ進んでいく猫。。
音を鳴らしてみたり、呼びかけてみても完全にシカト。私のように写真を撮りに来る人間も多いでしょうから、慣れきっているんでしょう。一目散に茂みの奥へ消えて行ってしまいました。
こっちを向いてくれないまだら猫
階段近くの茂みを注意深く観察していると、もう一匹発見しました。体の模様から察するに先ほど門を入ってすぐのところで撮らせてもらった猫かしら。
エサがあるのか、何をしているのかわかりませんが、この猫もさっぱりこちらを向いてくれない。。自由に生きるのが猫様の生き様ですが、もうちょっとだけでもお顔を拝見できれば幸いでございます。。
えげつない睨みを利かせてくる白猫
先ほどのまだら猫の撮影は諦めて、少し階段を上るとのんびりくつろいでいる白猫を発見。恐ろしいほどの眼光です。等倍表示で見てみると、えげつない睨みを利かせているのがわかります。。
眠たかったのでしょうか。そんなときにカメラを向けてしまい大変恐縮です。数枚ぱしぱし撮らせていただきまして、護国寺の奥へ進んでいきました。
目つきの悪い白猫を追跡してみた
境内をしばらくぶらぶらしていると、つい先ほどえげつない睨みを利かせてきた白猫が水を飲んでいました。邪魔をしては悪いかと思いつつ、じわじわと近づいて行ってぱしぱし撮らせていただきました。
逆光で撮ると毛並みが綺麗に表現できますね。
こちらの存在に気付いたようです。水を飲んでる最中に近づいてこられて何とも不機嫌そうな顔。完全に怒りの眼差しで睨まれております。本当に申し訳ございません。
ひっかかれたりはしないだろうとタカをくくって、できるだけ近づいてぱしぱし撮影させていただきました。
ファインダーを通して、しばらく睨み合っていると急に水場から飛び降りる白猫。
すかさず連射しましたが、まともに撮れたのはこの一枚。等倍表示で見ると毛並みの1本1本がしっかり解像されていて、やっぱりフルサイズのセンサーってすごいなぁ・・・としみじみ思ったり。
猫のヒゲをシャープに撮れると、なんだかゾクゾクするのです。
一歩一歩石段を踏みしめながら我が道を進まれる様は、まさに威風堂々。どこへ向かわれるのか存じ上げませんが、しばらくストーキングしてみることにします。
連射で撮りまくりながら、ぶれてしまったものはどんどん削除しております。たまたま撮れた一枚ですが、今にも接地しそうな前足のつま先がたまりません。
猫ジャンプの瞬間を撮るのは難しい
階段を昇りはじめたな・・・と思ってみていたら、少しのタメがあって、急にジャンプ。宙に舞う瞬間をうまく撮れればよかったのですが、そこそこマシに撮れたのはこの一枚だけ。これもピントが合っておらず微妙ですが・・・
そしてこのドヤ顔である。
そこそこの高さがある石段に飛び乗れたことを自画自賛されているかのよう。もしかすると、今この瞬間を撮りやがれ、と言われているのでしょうか。
この後、茂みの中へ入って行ってしまい、追いかけることができませんでした。
シャッタースピードを稼げるよう、すべて絞り開放で撮りました。被写界深度が浅くなって、動き回る猫にピントを合わせるのがシビアになりますが、そこは連射で枚数を撮ることでカバーします。
とはいえもうちょっとしっかり撮れる確率を上げていきたいものです。
護国寺の建造物も壮大でカッコ良かった
ぶっちゃけ猫にしか興味が無かったですし、猫を撮りたいがために護国寺に来たんですが、意外や意外、境内がすごく広くて建造物が壮大でかっこいい。
建物撮影の鉄板コンビ、GX1とLUMIX G 14mm/F2.5の組み合わせでぱしぱし撮ってきました。
五代将軍徳川綱吉が建造したお寺
たくさん猫フォトを撮れてほくほくしながら帰りの電車に乗り込み、暇つぶしにiPhoneでなんとなく調べていたんですが、護国寺って結構すごいお寺だったらしい。猫フォト目的で行ってしまって大変恐縮。
wikipediaによると、国の重要文化財としても指定されているようです。なんでも宮家のお墓もあるとかで、境内の東半分は皇族の墓地だそうですよ。どうりでやたらと大きいお墓が建っていたわけです。
お墓の撮影はさすがに遠慮しておきました。
木造建築に男のロマンを感じる
お寺や古い建造物を見つけると、無性に写真を撮りたくなる私です。どんなところに惹かれるのかを改めて考えてみると、木造建築のメカメカしいところだと思うのです。
物理学とか建築学とか、そういうのはさっぱりわかりませんが、複雑に組まれた木々の一本一本が、さながら精密機械のように機能しているわけです。パッと見は普通のお寺でも、中身はすごい技術の結晶なのですよ。
古来から受け継がれ、磨き研ぎ澄まされてきた木造建築のテクノロジーが、ここにはあるんだなぁ・・・と思うと、壮大なロマンを感じませんか。
あ、そうでもないですか、失礼しました。
冬のお寺や神社はどうしても寂しげな画になってしまいます。護国寺には枝垂桜もあるようですし、花々が生い茂る春から夏にかけて訪れると、いい画が撮れそうです。
池袋から2駅と交通費もそんなにかからず(結構切実)、駅から徒歩1分とアクセスも超便利で、猫もたくさん居るなんて、写真の練習には絶好のスポットじゃないですか。
護国寺は写真散歩に最適なスポット
ミニサイズな、といっても2メートルくらいはありましたが、大仏様もいらっしゃいました。
壮大な木造建築、数々の仏像、自由に生きる猫たち、春には桜も綺麗でしょう。早稲田大学の創設者である大隈重信のお墓もあるようで、何とも厳かなお寺ではあるのですが、写真の練習には最適なスポットだと思います。
しかし犬将軍として名を馳せた徳川綱吉が建てたお寺に、今では猫がたくさん住み着くなんて、なんとも洒落てますな。
もう少し温かくなったらもう一度訪れたい場所です。
2枚目の階段の写真、すごく良いですね。
続きも楽しみにしてます~。
id:shiny1793さん
コメントありがとうございます!
猫の撮影楽しいですねー
しばらく都内で猫スポットめぐってみます