小雨がぱらぱらと。せっかくの土曜日なのに運がありません。この日、上野公園にポートレート撮影に来ていたのです。雨が降っているというのに上野には人が多い。美術館のチケットを買うのにも行列ができるんですね。大アマゾン展には私も興味アリですよ。
さて、今回撮影の機会をいただいたモデルは大学生のつねすみさん。プロのモデルを目指して勉強されているそう。たまたま当ブログを見つけて、モデル募集に興味を持っていただけたとのことでした。いやはや、ありがたいことでございます。
逆光でも順光でもストロボを活用してみる
上野駅のカフェで待ち合わせ。どんな写真を撮るか、事前にやりとりをさせてもらっていたので軽めに打ち合わせです。この日、自分の中で課していたテーマは常にストロボを使うこと。逆光であっても順光であってもストロボを使おうと。
左手で傘を持ちながら、SB-700を乗せたD610を右手だけで操作するってのはどうにか避けたい。雨がやむことを祈り倒す私。
利便性を考えてズームレンズのタムロンA09を使おうかと考えていましたが、軽さと写りを優先してAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを選択。タムロンA09は結局カメラバッグ内でお留守番でした。
モデルの勉強をされているというだけあって、つねすみさんはポーズや表情がとても豊か。シャッターを切るたびに違う表情を見せてくれるので、撮影が楽しくて仕方ありません。
こんな写真を撮りたい!と予めいくつかイメージをいただいていたので、イメージに見合ったロケーションを歩いて探しながらぱしぱし撮影。次の場所を探して歩いてはぱしぱしと撮影。何度か来たことはありますが、改めて上野公園って広い。
少しパラついていた雨も、いつのまにか止んだようでした。
天気が悪くても雲の向こうに太陽はある
雨が止んで、いい塩梅の曇り空に。屋外での撮影経験値がまだまだ浅い私にとってドピーカンは天敵のようなものでして。光が柔らかくまわる曇り空は最高の環境。暑くも寒くもないし、風もいい感じに吹いてきました。
今回の撮影で学ばせてもらったことはたくさんあるのですが、その一つはどれだけ曇っていても雲の向こうに太陽があるということ。いやまぁ当たり前の話ですけど。曇り空でもどこから太陽の光がきているのかを正確につかまないといけないってことです。
露出は常にマニュアルで
ストロボを使うことに加えて自分に課したテーマは露出をマニュアルで設定すること。絞り優先モードに頼ってしまうことの多い私ですが、適正な露出を肌感覚でつかめるように特訓。露出補正をかけたままだったことに気付いたのは休憩のときでしたが。
ISO感度は400で固定、絞りは解放付近で微調整、シャッタースピードとストロボの光量をその都度変えながら撮影してみました。現像時に大幅な露出の調整をすることがほとんど無くなったのはちょっとした成長かしら。
そんなこんなで1時間くらい撮影していたでしょうか。公園内のスタバで休憩をとりまして、つねすみさんはスタバのトイレで衣装チェンジ。この辺の大胆さも若さを感じさせます。私は着替えませんがレンズを交換。撮影は後半戦に突入するのでした。
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