Leofotoのカーボン三脚、LS-323Cを買いました。
自宅での物撮り用として購入したのですが、想像以上のクオリティでとても満足しています。
どういった三脚なのか、どの辺が素晴らしいのかをまとめました。
コスパの高さが評判のLeofoto
Leofotoの三脚を買うのは今回がはじめて。
コスパが高いと評判で、「中国版Gitzo」なんて呼ばれていることも。
ここ1~2年で名前を見かける機会が増えたと思っていましたが、10年以上の歴史があるブランドだそうです。
Leofotoは世界中のプロフェッショナルに向け、高品質の製品を供給し続ける撮影機材のブランドです。10年以上にわたり、三脚や自由雲台、L型ブラケット、クイックリリースなどシステム三脚として様々な種類の高品質なアクセサリーを供給してきました。
日本国内では株式会社ワイドトレードが正規代理店として販売しています。
Leofotoの商品はAmazonやヨドバシドットコムなど、主なネットショップで購入可能。
私はワイドトレードの楽天市場店で購入しました。
カーボン三脚LS-323Cの特徴
今回購入したLS-323Cは、Leofotoのレンジャーシリーズに属するモデル。
雲台なしの脚だけで購入。
中国製とは思えないほど外箱もしっかりしています。
主なスペックは以下の通り。
材質 | 10層カーボン |
---|---|
パイプ径 | 32/28/25mm |
段数 | 3 |
収納高 | 650mm |
全伸長 | 1,835mm |
伸長 | 1,520mm |
最低高 | 95mm |
耐荷重量 | 20kg |
重量 | 1,420g |
雲台取付ネジ | UNC3/8(太ネジ) |
購入価格は税込で30,301円でした。
段数が3段で持ち運びには不便なサイズとはいえ、耐荷重20kgのカーボン三脚が3万円で買えるって、すごくないですか。
専用ケースと付属品
付属品はご覧の通り。
取り外せるセンターポール(エレベーター)と三脚に取り付け可能なカラビナ、カメラにプレートを取り付ける際などに役立つマルチツールキットが付属。
有事の際には武器としても使えそうなスパイク石突や保証書、説明書も入っていました。
説明書は英語と中国語のみなので、母国語オンリーの私は雰囲気で読み上げました。
専用ケースもしっかりとした作りで、ペラペラ感は一切ありません。
センターポールなどを入れられるサイドポケットもあって、持ち歩くときは便利そう。
製品登録で5年保証
外箱にも大きく書かれているように、保証期間は1年。
ただ、ワイドトレードの公式サイトから製品登録をすると、保証期間が5年に延長可能。
GITZOも製品登録で保証期間を5年にできますから、かなり意識しているように思えます。
「中国製品は長く使えるか心配・・・」
と私自身も思っているクチですが、5年保証なら安心です。
実際に故障などのトラブルが発生したとき、どのような対応をしてくれるのかは不明ですが。
GITZOの三脚と比較
GITZOのトラベラー三脚、GT1545Tと大きさを比べてみました。
GT1545Tがトラベラー用の小型三脚なので、LS-323Cがかなり大きく見えます。(実際デカいです)
LS-323Cはロゴマークさえ隠してしまえば、見た目はほぼGITZOですね。
Leofotoにもアーバンシリーズというトラベラー三脚(LX-224CTなど)があるので、持ち運びやすい三脚を探しているなら要チェックです。
GITZOのGT1545Tは3年前に購入したんですが、小型・軽量ながら耐荷重10kgというスペックで今も大活躍。
電車で移動するときはGT1545T、自宅での物撮りや車で移動できるときはLS-323C、と使い分けるつもり。
GT1545Tでも物撮りは十分できますが、ギア雲台とのバランスが悪く、雲台をこまめに取り換えるのも面倒くさくて、LS-323Cの購入に至りました。
ギア雲台と組み合わせ
雲台なしのモデルを購入したのは、ギア雲台を使いたかったから。
使用しているのはManfrottoのギア付きジュニア雲台410。
雲台だけで1.2kg、さらに見た目もごついので、いくら耐荷重が10kgでも足の細いGT1545Tでは少々不安でした。
α7RIIIとストロボのコマンダーなど、機材一式を乗せてみるとこんな感じ。
パイプ径が32mmと太いのでガッチリ安定しますし、ギア雲台とのバランスも良い感じです。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GMを乗せてみても、安定感はばっちり。
耐荷重20kgは伊達じゃないですね。
セパレート式センターポール
Leofotoのレンジャーシリーズはセンターポールを取り外せるのが特徴。
セパレート式のセンターポールを装着するとこんな感じです。
きっちりねじ込めば、ガタつきは一切ありません。
ただ、重い機材を乗せるときはセンターポールの使用はなるべく避けたほうがいいかも。
マイクロフォーサーズとか、軽めの機材なら問題なさそうですが。
先端部分をクルクル回してロックを解除すると、センターポールを延長できます。
ここまで伸ばすと正直かなり不安。
どうしても高さが必要なとき以外、使うことはなさそうです。
一応テストとしてセンターポールにギア雲台をつけてみました。
ぐらついたり、ガタつくことはないものの、やっぱり不安です。
センターポールを使いたい方は、センターポールを標準搭載したLeofotoのハイカーシリーズ(LN-284CHなど)がおすすめです。
脚角度の調整は3段階
脚の角度は3段階で調整可能。
大きく広げたいときは根元のロックパーツを手で引き出します。
55°で使いたいときは、一度脚を完全に開いてから少しずつ閉じていく必要があります。
私は23°でしか使わないので問題ありませんが、用途次第ではちょっと面倒くさいかも。
スクリュー式ロック
脚のロックはスクリュー式で、キュッとひねるとロックを解除できます。
高さを固定したいときも、軽めにキュッと閉めるだけでビタ止まり。
ただ、見た目はほぼGITZOなLS-323Cですが、ロックシステムの質感や脚を伸ばすときの滑らかさでは明確な差を感じました。
個体差もあるのかもしれませんが、LS-323Cは脚を伸ばすとき、わずかに「シューッ」とこすれるような感触があります。
その点、GITZOのGT1545Tは「スルーっ」と脚を伸ばせて、スッとロックできる。
三脚としての機能に問題はないものの、質感や使い心地という点ではやはり値段相応の差があるようです。
183cmまで伸ばせる
参考までに、脚を最大まで伸ばしてみました。
LS-323Cの全伸長は約183cmで、身長176cmの私ではもはやファインダーを覗けません。
脚を伸ばしきった状態でもガッチリ安定していたので、風景写真などで役立ちそう。
不安定な足場や風が吹いている状態でも安定するかは未検証です。
カーボン三脚LS-323Cの使用例
ここまでLeofoto LS-323Cの基本スペックについてご紹介しました。
ここからは実際にLS-323Cを使用して撮影した例についてまとめていきます。
物撮りで安定感抜群
LS-323Cを購入したのは、自宅での物撮りを快適に進めたかったから。
ギア雲台とも相性ばっちりで安定感抜群、期待していた以上の結果を得られて大満足です。
撮影台として使用しているテーブルがあまり高くないこともあって、センターポールは使っていません。
屋外撮影でのテスト結果なども順次追記予定です。
Leofotoの三脚は想像以上だった
「失敗しても安いからいいか」くらいの気持ちで購入した、Leofotoのカーボン三脚LS-323C。
3万円でこのクオリティは完全に想像以上でした。
脚が太くて重たい機材も余裕で使える三脚を探しているなら、すごくおすすめです。
使い心地まですべて100点満点の三脚が欲しいなら、GITZOやRRSを買えばいいと思います。
Leofotoはラインナップも豊富ですし、人気が出ているのも納得。
Godoxのストロボもそうですけど、最近の中国製品は侮れないですね。
近いうちに三脚の購入を考えている方は、ぜひLeofotoをチェックしてみてください。
レビューありがとうございます。
183cmの高さになるのは、センターポールを付けた場合なのではないでしょうか?三脚本体単体では152cmでは?
コメントありがとうございます
ご指摘の通り三脚本体では152cmでした。。