物撮りで使うためのレフ版(白と黒)を自作しました。
めちゃくちゃ簡単に作れて、価格も手ごろ、それでいて効果抜群なので物撮りをする方におすすめです。
作り方やレフ版の効果について簡単にまとめました。
Amazonでスチレンボードを購入
レフ版を作るにあたり、Amazonでスチレンボードを買いました。
いろんな種類、大きさがありますが、フィギュアや小物ならA4サイズで十分でしょう。
今回、A4サイズは白と黒の2種類、念のため白色はA3も購入。
A4は2枚入りで税込440円、A3も2枚入りで税込660円でした。
おそらく東急ハンズなどの雑貨店や大きめの文具店、ホームセンターなどでも買えるのではと思います。
ネットで調べた情報によると、ダイソーなどの100円ショップでも「カラーボード」として販売されているとか。
ぶっちゃけ白ければ何でもいいので、段ボールに白い紙を張り付けるような形でも問題なく使えるでしょう。
白と黒の布テープも購入
レフ版を作るにあたり、白と黒の布テープも買っておきました。
Amazonでひとつ税込415円でした。
いわゆる色のついたガムテープですね。
これもくっつけば何でもいいので、白と黒のビニールテープでもいいですし、透明のセロハンテープでも問題ありません。
横に並べたスチレンボードを布テープで張り付ければ、はい完成。
折り曲げて使うので、布テープを張るのは片面だけ。
両面に貼ってしまうと曲げづらくなるので要注意。
物撮りでレフ版の効果を検証
早速レフ版の効果を検証してみます。
まずはレフ版を使わずに撮影した状態がこちら。
完全にホラー写真。
ライティングはメル氏の頭上からストロボを1灯、ソフトボックスを使用しています。
メル氏がノーパンなのは探しても見つからなかったからで、他意はありません。
続いてカメラの露出やライティングの設定は一切変えず、写真左側に白のレフ版を置いてみました。
もうホラー写真なんて言わせない。
雰囲気がガラリと変わりましたが、写真右側が若干暗く感じます。
そこで右側にもレフ版を置いて撮影してみます。
レフ版なしで撮影したメル氏とは、まるで別人のよう。
サクッと作ったレフ版でも、ここまで写真が変わります。
実際のセッティングはご覧の通り。
レフ版はカメラに映り込まないギリギリの位置に設置。
頭上のソフトボックスもなるべく近づけて撮影しています。
黒いレフ版の検証結果
ここからは黒いレフ版の効果を検証します。
用意したのはパッケージから取り出していないフィギュア。
レフ版なしでそのまま撮影した例がこちら。
ちょっと暗いですが、これはこれでアリかもしれません。
Lightroomなどでうまく現像すれば、それなりの写真にはなるでしょう。
続いて白いレフ版を写真左側に設置して撮影。
先ほどより全体的に明るさが増しましたが、パッケージ部分の反射が強くなっています。
続いて白いレフ版を黒いレフ版に変えてみます。
先ほどと比べて全体の明るさが若干落ち着いたのと、パッケージ部分の反射が収まりました。
レフ版は以下のように設定しています。
被写体の反射を抑えたり、光が回り込むのを防ぎたいときに黒のレフ版が活躍します。
背景や光の当て方を変えて、再度試してみました。
写真下側、映り込まないギリギリの位置に左手で黒レフを支えて撮影しています。
黒レフ無しの状態と比べて、パッケージの反射を抑えられているのが伝わるでしょうか。
被写体によっては黒レフもA3くらいの大きめサイズが欲しくなりそうです。
ほかのフィギュアでも試してみました。
黒レフを使うことで、パッケージの中身がキュッと引き締まった見た目になります。
ただ明るさは損なわれるため、被写体に合わせて黒レフを使うべきか判断したほうがよさそう。
使用頻度としては白のレフ版が圧倒的に多くなりそうですが、被写体に合わせて黒いレフ版も使っていきます。
物撮り用レフ版は手軽に自作しよう
スチレンボードで簡単に作れる物撮り用レフ版。
今回はストロボを使用しましたが、自然光で小物や料理などを撮影するときも活躍してくれるでしょう。
白いレフ版なら家にあるもので作ることもできそうですし、100円ショップで材料を揃えれば出費も最小限に抑えられます。
レフ版の有無で写真の印象は大きく変わるので、物撮りをされる方はぜひ試してみてください。