ライフログ

ニコンのカメラを全部売り払ってソニーに乗り換えた理由

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α7 III

ニコンの機材をすべて売り払って、ソニーに乗り換えました。

2013年にD600を購入して以来、大三元レンズをコンプリートするほどニコンまっしぐらに突き進んできましたが、ここでいったん小休止。

なぜソニーに乗り換えたのか、簡単に経緯をまとめてみました。

D810の買い替え候補探しでα7 IIIへ

D810と24-70

そもそもの発端は、2016年に購入したD810をそろそろ買い替えようと思ったこと。

何日も悩んで最終的にたどり着いたのは、「今の自分にとってベストな機材はソニーのα7 III」という結論でした。

キャッシュバックキャンペーンの対象から外されるほど、売れに売れているらしいα7 III。

有効画素数は約2420万画素。

今まで使っていたD810は3,635万画素でしたから、画素数だけ見ればグレードダウンともいえるでしょう。

でもね、画素数が下がろうと私のストライクゾーンにはドンピシャだったんです。

求められるクオリティと機材のバランス

D810からの買い替えを考えるとき、D850が真っ先に頭に浮かぶのはニコンユーザーとして当然のこと。

でもD810の画素数で十分すぎるほどだったのに、これ以上画素数が上がるとストレージを圧迫するだけですし、現像時の処理速度も低下して非効率極まりない。

それに基本性能がアップグレードされているといっても、D850を買うことにワクワク感を一切感じませんでした。

仕事として写真を撮ることはあっても、2400万画素で問題になる案件は(今のところ)ひとつもないんです。

プライベートで撮る写真もたまにしかプリントしませんし、印刷してもせいぜいA4程度の大きさ。

撮らないといけない写真、撮りたい写真から必要な機材を考えていくと、D850のスペックは過剰だと判断しました。

重い機材もしんどい

D810と24-70

メインで使っていたAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRも、爆速AFかつ吐き出す画もキレキレという最高のレンズですけど、あまりにも重くてデカい。

だってレンズだけで1kgですよ、D810と合わせたら牛乳パック2本を首からぶら下げるのと変わりませんから。

大三元じゃないと撮れない、という撮影もほとんどないのが現状です。

私にとってはAFの速さ、f/2.8の明るさより、1本でカバーできる焦点距離を広くした方が便利。

24-105mmのレンズを探してみると、Fマウントはシグマのレンズしかなくて。

ニコン純正は24-120mmがあったけど、作例やレビューなどを見る限りあまりピンときませんでした。

Zマウントもさ、コンパクトさ優先も理解できますけど、キットレンズにすべきは24-70より24-105でしょうよ。

受け入れられないシングルスロット

D850がダメならZ7やZ6を買えばいい、と考えるのが真っ当なニコンユーザーです。

でも私にはダメでした、どうしてもシングルスロットを受け入れられませんでした。

仕事でZ7を使っているプロの方を知ってますし、メディアが2枚だろうと消えるときは消えるってのも理解はしています。

でも「このカメラには記録メディアがひとつしか入ってない」というプレッシャーを抱えながら撮影するのは、精神衛生上とてもよろしくありません。

バックアップがないというリスクを背負いながら、ニコンへの愛だけでZシリーズを使うのかと考えたとき、私はニコンを捨てると決意しました。

Zは良いカメラです

シングルスロットが気に入らないだけで、Z7やZ6のカメラとしての総合力はすごく高いと思います。

とくにファインダーは素晴らしく、現在販売されているどのミラーレスより性能が高いと感じました。

新宿のサービスセンターや量販店で触っただけなので、深いことまではわかりませんけど。

きっと数年以内にダブルスロットのプロ仕様機(Z9?)も販売されるのでしょう。

Z7であの価格ですから、とんでもない金額になりそうですね。

売るべきは今だと思った

今後、Zマウントのレンズが充実していくにつれて、Fマウントの価値はじわじわ下がっていくことでしょう。

「アダプターがあればFマウントは生き続ける!」

というのも間違いではないですけど、所詮はアダプターでしょ。

運用面を考えれば、S-Lineのレンズで統一したほうが絶対に便利です。

とくにZマウントの大三元レンズが出そろったら、買取価格に数万円ほど差が出そう・・・と勝手な妄想を繰り広げまして。

「手持ちの機材を手放すなら今のうちだ!」

と決意を固めて、D810をはじめ、すべての機材を売却しました。

車に機材を積んで運んでいく様は、まさにドナドナでした。

カメラのキタムラで買取価格は約59万円

今回手放した機材は以下の通り、総額で59万円ほどになりました。

売却した機材一式
  • Nikon D810
  • AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
  • AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
  • AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
  • AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
  • TAMRON SP AF 28-75mm f/2.8 A09
  • スピードライトSB-5000

買い取ってもらったのはカメラのキタムラ。

事前にネットで調べていた金額と大きな差がなく、購入金額との差額はきっちり回収できているので、買取金額への不満はありません。

ちなみに、1ヶ月ほど前にAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDとD610も売却済み。

こちらは約6万円でした。

唯一の心残りは58mm f/1.4G

ニコンの売却をすぐに決断できなかった理由のひとつに、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gがあります。

大三元レンズはあくまで業務用レンズといった位置づけで、「もぅ大好き♥」という感情はありません。

でも58mmだけは特別。

ニコン58mm

2015年に購入してから、58mmでたくさんの写真を撮りました。

ポートレートを撮るなら、58mmだけあればいいと本気で思っていました。

このレンズだけ残して、マウントアダプターを使ってα7 IIIでも使い続けようかとも思いました。

でも58mm 1本だけ残すのも未練がましいと思って、売却を決断。

おじさんな、前に進むと決めたんや。

今まで使ってきたレンズでNo.1を選ぶなら、迷わずAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを挙げます。

58mm単焦点レンズでポートレート
単焦点レンズ58mm f/1.4Gでポートレートを撮影することの魅力と魔力 ニコンの単焦点レンズAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを購入して、1年以上が経ちました。 今までたくさんポート...

α7 IIIとFE 24-105mm F4を購入

α7 IIIと24-105

本当は機材を売り払ってから、後日じっくりと機材を選定するつもりでした。

でも買取より下取り(その場で新しい機材を購入)のほうがお得と知りまして。

「どうせ後で買うんだからいいか」

とα7 IIIとFE 24-105mm F4をその場で購入。

明細をなくしてしまったんですが、下取りで余った金額の21万円が後日振り込まれたので、α7 IIIとFE 24-105mm F4の価格は約38万円だったはず。

いずれも中古ではなく新品で、レンズキットではなくボディ単体で購入しています。

液晶の保護フィルムも買いましたが、お店のスタッフさんに貼ってもらうのは有料(300円ほど?)だそう。

それくらい無料でやってよ、と思いましたが自分で貼るのも面倒なのでお願いしました。

レンズの保護フィルターは、今まで70-200 f/2.8で使っていたEXUSを流用です。

合わせて1キロ弱と軽快

α7 IIIは565g、FE 24-105mm F4は663g、合わせて牛乳パック約1本分。

ミラーレス用レンズとして考えると、663gは重い部類に入るのかもしれません。

でも今まで約2kgの機材を使っていた私としては、軽すぎて心配になるくらい。

α7 IIIの記録メディア

SDカードも2枚入れられて安心です。

まだ子供の撮影程度しかテストしていないので、もう少し理解が深まってきたら改めてレビューをまとめるつもり。

ただ、すでに今の時点で「これは良いカメラだわ・・・」としみじみ感じています。

α7からの大幅アップデート

初期モデルのα7

フルサイズのミラーレスならキヤノンも有力候補として考えるべきですが、単純に好きじゃなくて。

パナのS1に手を出すのも、あまりに冒険すぎる。

ソニーを選んだ理由のひとつは、2015年にα7を1ヶ月ほどお借りしたことがあって、多少は扱いに慣れていたから。

パッと見は似ていますが、中身は大幅にアップデートされています。

このときは長女がまだ0歳だったかな。

一緒にお借りしたSonnar T* FE 55mm F1.8もすごくいいレンズでした。

多分買うことはないけど。

Sonnar T* FE 55mm F1.8の描写にうっとり!寄れないけど高コントラストでボケも美しい αアンバサダーとしてソニーのSonnar T* FE 55mm F1.8を1か月間お借りしています。ツァイスレンズ初体験で期待も...

これから買う予定のソニー関連機材

取り急ぎα7 IIIとFE 24-105mm F4を購入したものの、ほかにも揃えないといけないものがたくさん。

わかっていたつもりでしたけど、マウントを変えるって大変です。

備忘録として、今後買わないといけないものをリストにまとめました。

買わないといけないもの
  • サブカメラ
  • 望遠レンズ
  • 広角レンズ
  • 単焦点レンズ 1~2本
  • オンカメラ用ストロボ
  • 三脚用Lプレート
  • 予備バッテリー など

買い替え資金として約27万円が手元にあるわけですが、全然足りませんね。ウヒョー

望遠と広角は今すぐ必要ではないので、タイミングを見て揃えていくつもり。

悩みどころはサブカメラをどうするか。

中古で状態の良いα7 IIIを用意しておくのもいいかな・・・と妄想中です。

ニコンからソニーに乗り換えてワクワク

α7 III

ここ1年くらい、カメラ関連でワクワクすることがほとんどありませんでした。

待望のミラーレスは「なぜ?」という仕様で、新しいレンズへの興味もわかず・・・

でもソニーに切り替えると決めてから、すごくワクワクしています。

かつてD600を買ったときのような、あのニヤニヤしちゃう感じ。

マウントを変えるのは大変。

カメラの機能やレンズのラインナップも勉強しないといけませんし、何よりお金がかかる。

でもね、すごくワクワクする。

いつかまたニコンに戻る日が来るのかもしれませんが、少なくともこの先数年はソニーのαと歩んでみます。

今までありがとう、ニコン。

α7RIII
ニコンからソニーのα7シリーズに買い替えて半年経った感想 ニコンからソニーに乗り換えてから半年以上経ちました。 いつの間にか機材は増えるもので、今ではα7IIIとα7RIIIの2台...

POSTED COMMENT

  1. 名無しさん より:

    馬鹿じゃねぇの。
    大した中身のないくだらねぇ記事。

  2. 匿名 より:

    でも、ソニーの単焦点はデカい重いよ。高価でもある。

    今度出た35GMとかもそうだけど、50ZAとか、400GMとか、MTFがものすごいことになっている。でも重量もお値段もすごい。標準レンズだってダブルガウスを使わないんだ。まあ、OTUSに張り合えるわけで、なら20万くらいってどうってことないってのはあるけどね。

    安い暗いレンズだって、引っ張られて結構いいってのはあるけど。でも撒き餌レンズが3-5万だもんなア。

  3. MU より:

    買い替えのタイミングでこの記事を読ませていただきました。 買い替えする時、不安とワクワクさがあり揺らぎますよね! 私も今そんな状況です。 今ニコンを使ってるんですが、周りがSonyアルファシリーズを使い出して、迷います。

  4. SONYは買わない より:

    ここにSONYα真理教信者がまた1人増えたということか。軽さだけでSONYを選んで、故障率の高い機材は使えない。

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