西武線に揺られて西へ西へ。飯能という駅の存在は知っていました。だけど訪れたのは初めて。何かのアニメの舞台になったんでしたっけ。見たことないですけど。あの花の舞台は秩父でしたよね。また行きたいな秩父。
撮りたかったのは古民家でのポートレート。途中休憩を挟みましたが4時間も撮影することも初。初めてづくしの撮影。それはそれは充実した撮影となりました。
昭和の臭いが漂う古民家
ギシギシときしむ床。踏み込むたびに沈む畳。ガタガタと風に揺れる窓ガラス。スムーズに開かない障子。ドアのない丸見えな男子トイレ(何故なのか)。昭和の時代に建てられた家屋には数年前まで確かに住まれていた方がいらっしゃって。
生活の名残があちらこちらに感じられる古民家スタジオ。イメージしていたのは田舎のおばあちゃんの家。まさにこういう場所ですよ。
スタジオのスタッフさんと立ち話。アイドルグループのMVで使われていたり、映画のロケ地としても使われていたとか。古めかしいお風呂では○蜜がグラビア撮影で入浴していたそうで。多方面で活躍しているスタジオみたい。
都心から1時間ほどで来られる場所としては貴重なロケーションなのでしょう。控室として使える離れもあって、男子トイレが丸見えな点(何故なのか)と近くにコンビニがない点以外は完璧ですよ。
古めかしい家屋で撮影したい。思い立ったのは2月のこと。都内近郊のスタジオを色々と探してみたものの、なかなかいい場所が空いてなくて。ようやく見つけた古民家スタジオ。費用もそこまで高くなくて、駅からタクシーで5分程度とアクセスもそんなに悪くない。
ロケハンできないことがちょっぴり不安でしたが、思っていた以上に素敵なスタジオでした。男子トイレが丸見えなのは驚きましたけど。(何故なのか)
スタジオをシェアする経験も初めてでした。twitterで募集してみたところ、ありがたいことに何件かお声掛けをいただきまして。私たちを含めて3組6名でスタジオを利用させていただくことに。
スタジオシェアはお金も絡むこと。初めてお会いする方々ですし、少々ビビってたのも事実。でもそれは余計な心配でした。やさしくて誠実な皆様で心底安心。いらっしゃった4名とも女性で、なおさら男子トイレが丸見えなのが私の肩身を狭くする。(何故なのか)
スタジオから少し歩いた場所にある河原。もう少し早く来れていたら桜が満開だったみたい。惜しいことをしました。彼岸花の球根も植えられているみたいで、曼珠沙華で有名な巾着田にも劣らないくらいたくさんの花を咲かせるんだとか。何それ絶対また来たいんですけど。
古民家スタジオだけでも十分お腹いっぱいなのに、人気のない河原でも撮影できちゃうなんて最高。休憩を挟みながら撮影していましたが、終わってみると撮影枚数は約900枚。撮れ高が多すぎて写真のセレクトと現像で死に近い何かを味わいました。
現像は大変だったけど、撮りたかった写真をたくさん撮れて大満足。この心地よい疲労感に誰か名前をつけてください。
晴れているのに雨がぱらついているという不思議な天気の中、モデルを引き受けてくださったしみずさんには無茶なお願いもたくさん聞いていただきまして。長時間の撮影にもお付き合いいただき感謝の限り。いつも本当にありがとうございます。
室内撮影ではライティング機材の扱い方や構図の作り方に課題を感じることもたくさんありまして。素敵なロケーションを最大限活かしきれるようにもっと腕を磨かねば。古民家スタジオをお借りしてのポートレート撮影、めちゃめちゃ楽しかったです。また撮りに行きたい。
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かなり前にすけこむさんのダンボー写真でコメントしたものです。
久々に訪れてるとブログがずっと続いていましてびっくりしました。続けられるということは才能ですね。ポートレート写真もお上手です!
同じ30歳なので、これからも応援しています!
msya3さん
コメントありがとうございます!
気ままにだらだらと更新を続けております。
また見に来てくだされば嬉しいです!