ポートレート

えへへうふふとこぼれた笑みを私は写真で切り取るの

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いっぱい食べる君が好き、と歌うCMを最近見なくなった気がします。おいしく食べる君が好きでしたっけ。どっちでもいいですけど。個人的にはいっぱい食べる人より、色っぽくお酒を飲んでくれる人が最高ですね。それこそどうでもいいですけど。

艶っぽく日本酒を飲んだり、ご飯を美味しそうに食べる人にグっとくる人は少なくないと思いますが、たくさん笑う人に心揺さぶられる人もたくさんいると思うのです。笑えばいいと思うよと言われて作った表情なんかより、ほろりとこぼれてしまった笑顔は抜群に素敵。

東京の春はもう少しだけ先

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本当は春を探してました。だけどまだちょっと早かった。ぱらぱらと咲き始めている桜もあったけれど、イメージしていた画には程遠い感じ。都内の桜は4月に入ってからピークを迎えるっぽいですね。

訪れるたびにここに住みたいと感じる光ヶ丘公園には冬を思い出させる景色がまだ残っていて。色気のない冬の名残を背景にして艶やかに咲き乱れるからこそ桜は美しいのかも。春、早くカモンベイビーですよ。

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寂しそうに葉を落とした細い木々に囲まれて小さな花が健気に咲いていました。綺麗な紫色。桜ばかりが優遇される日本の春ですけど、名前も知らない野花だって力強く花を咲かせてる。色合いが素敵だったので背景に使わせてもらいましたよ。

撮影させていただいたのはお久しぶりの久門さん。最近いっぱい食べすぎてしまったそうなので、ファンケルのサプリをおススメしてみようかしら。サプリメントだけで痩せられるなんて、にわかに信じがたいですけども。ダイエットに近道はないのです。

一瞬のほほえみを切りとる

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これまでポートレート撮影で笑顔を撮ることが少なくて。物憂げな表情、アンニュイな雰囲気を写真で表現したいという思いが強かったのが大きな理由。だけど単純に笑顔を引き出すことが苦手な自分がいることにも気づいて。

作られた笑顔だったり、媚を売るための笑みでもなくて。自然な笑顔。人を笑わせるのって難しい。どちらかというと苦手。大阪の人はみんな面白いとか、そういう偏見を迷惑に感じている関西人はたくさんいるので本当にやめてけろ。何か面白いこと言って笑わせてよとか、まじ勘弁。

写真は一瞬を切りとると言われますけど、素の笑顔を撮るってまさにそのことだなと。ふとこぼれた笑顔をすかさず撮る。何百分の一とか何十分の一秒で表情が変化していく。写真用に作った静的な笑顔じゃなくて動的な表情。うふふとつい笑っちゃった、そこを切り取る。

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笑顔には力がある。30年も生きてきて今更何をいっているんだと叱られるかもしれませんが、正座で説教を受ける覚悟ですよ。自然な笑顔を引き出すのが苦手だから撮らないんじゃなくて、笑顔もいろんな表情も何だって引き出せる。そんな写真を目指したい。

会ったばかりの初対面のモデルさんであっても、撮られることに不慣れな方であっても。自然な笑顔を引き出せちゃうのが腕のあるカメラマンなのでしょう。コミュ障にはなかなか高い壁。

なんでもかんでも笑ってればいいとは思いませんが、写真で表現できる幅を少しずつ広げられるよう頑張ってみようと思うのです。久門さん、今回もありがとうございました!

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