早朝のポートレート撮影、オフカメラストロボの可能性を広げるためにNDフィルターを導入しました。AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gの絞りを開いたときの独特な描写を作品にいかしたいけれど、ストロボ利用時はシャッタースピードに制限がかかってしまう。
ハイスピードシンクロという選択肢もあるけど、ストロボの発光量がかなり落ちてしまうというのが心配だったため今回はNDフィルターを使ってみることに。事前に思い描いていた写真を撮ることができました。
ストロボ使用時に絞り開放で撮れる
背後から朝日が差しこんできて、モデルさんの斜め前からソフトボックスを発光。絞り開放で撮ろうとすると完全に露出オーバーになってしまう環境でしたが、NDフィルターを使うことで程よい露出で撮ることができました。
シャッタースピードに制限がかかるストロボでの撮影時もAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gの絞り開放を積極的に使っていけるのは最高です。背景も白飛びせず、柔らかく変化していくグラデーションがたまりません。
ストロボと太陽光の色温度問題
朝の光って青い。思ってる以上に青い。Google先生によると朝日や夕日の色温度は概ね2000ケルビンらしい。反面、ストロボの光はそんなに青くないので色温度にズレが発生しちゃう。現像時のホワイトバランス調整に少々苦戦しました。
カラーフィルターを使ってストロボの色温度を調整したり、グレーカードを撮影しておくなど何となくの知識で知ってはいますが実践したことはなく。ストロボの世界はレンズの沼よりずっと深くて複雑な模様。。
今回撮影させていただいたのは会社員の関さん。始発でお越しいただいたうえに、冷たい風が吹き込む真冬の朝に寒さに耐えて頑張っていただけて感謝の限りです。
今年はストロボを学ぶ一年にすると決めているのですが、バストアップを丁寧に撮ることも今年のテーマにします。引きの写真だとピントが甘くてもごまかせたり、雰囲気で押し通せちゃうこともあると思うんですが、バストアップはそれができない。
スタジオでじっくり撮ってみたい気持ちもありますが、そう頻繁に利用はできませんし。光の当て方、ポージング、背景の処理まで、ひとつひとつ丁寧に考えて。モデルさんの魅力をめいっぱい引き出せる写真を撮れるように頑張ります。
NDフィルターは必須道具の一つ
オフカメラストロボを学んでいく上でNDフィルターの存在は欠かせないものですね。活用すべき場面は限られますが、絞り開放の描写にベタ惚れの私としては常にカメラバッグに入れておかないといけない道具の一つになりました。
イメージしていた写真を撮ることができて眠気や寒さなんて吹っ飛びました(鼻水は止めどなく垂れてきていましたが)。関さん、早朝から貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました!
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悪いとは思うんだけど誤情報なので書かせて下さい。
朝日や夕日って黄色いが正解です。
色温度ケルビン法は高ければ青くなり低いと黄色くなります。
朝日や夕日の色温度は2000ケルビンで黄色って言うか橙色っぽく
ストロボ光は5000ケルビンと高いので青白い色になります。
その状況下でストロボに色温度を合わせると周辺光は黄色くなり
逆に朝日や夕日に色温度を合わせるとストロボが勝っている部分は青くなります。
ただNDフィルターには周辺光の反射をレンズに取り込まない性質もあるので
必然的にストロボ光が色温度的には優先されます。
それとは別に
朝方とか曇り空とかは太陽の色自体は黄色くても
自然光自体は6000ケルビン~6500ケルビンと高くて青くなるので
カメラ側の色温度は高めに設定して
現像時に余分な色被りを除去するかストロボに色温度変換フィルターをかけて補正する
必要があります。
長々と書いてごめんなさい。
兄ちゃん (id:tk1969)さん
逆に理解してましたね、、指摘いただきありがとうございます。
ストロボの扱いはまだまだ慣れていないので、ちゃんと勉強します!
いつもありがとうございます!