どうせ出張に行くなら、普段なかなか行けない場所へ写真を撮りに行きたい。写真を趣味にされている社会人の皆様方は、きっと同じように考えたことが一度や二度はあるのではないでしょうか。交通費も宿泊費も経費で落ちますからね。このチャンスを最大限に活かさねばですよ。
今回私はG7Xをカバンに忍ばせて大阪出張に来ておりました。1型センサーのコンデジはボディが小さくて出張のお供にぴったり。このところ梅田近辺のまともなビジネスホテルがなかなか取れないので、手ごろな宿泊先を求めて天王寺近辺まで南下。
御堂筋線で動物園前駅まで来たとしたなら、新世界に足を踏み込まないわけにはいきません。平日の夜、いつも以上に不思議な雰囲気を漂わせる新世界。仕事の合間ですがカメラ片手にふらふら徘徊散歩ですよ。
1型センサーのカメラはスナップ撮影に最適
解像度や階調の豊かさなんてものではフルサイズセンサーのカメラに敵いやしませんが、被写界深度が深いのでそこまでボケを必要としないスナップ撮影では1型センサーの方が圧倒的に手軽で便利に思います。f/2.8でも広角側ならそこそこ深い印象。
先日、ニコンから1型センサーのカメラが出るかも?なんて噂をちらりと見かけました。G7Xよりも気軽に持ち出せて高性能なカメラがニコンから発表されたとしたら、とても穏やかに過ごしてなんていられません。
コンデジ市場的に手軽に撮影できる機能が搭載されるのは当然だと思いますが、露出やフォーカスをすべてマニュアルでぐりぐり楽しめる武骨なコンパクトカメラが出てくれたら個人的には嬉しいのです。まぁ、そんなカメラ発売されないでしょうけど…ニコンさん、そんなカメラ作ってくれませんか?
新世界と言えば串カツが圧倒的に有名。だけどこの日はお昼に五反田でアジフライを食べていたので、さすがに油モノが続くのはよろしくないと断念。食生活がダイレクトに体型へ影響を与える年代に突入しているのです。30代の悲しき運命(さだめ)です。
最終的に辿りついたのは商店街を抜けたところで見つけた王将。チャーハンと餃子のコンビはいつだって正義。調子に乗ってハイボールも飲んでしまって、なんだかんだ結構なカロリーを摂取。一人の夜はお酒が飲みたくなる、そんなお年頃なんですよ。そっとしておいてくださいませ。
夜の新世界は人通りもまばら。おっさんが一人でぶらぶらと徘徊散歩するには程よい静けさ。観光で来てるっぽい若い女性たちを見かけましたが、あまり遅い時間に遊びにくる場所でないですぞ、と思ったけど口には出さず。
出張中の負担にならない薄くて軽いカメラ
G7Xの性能にそこそこ満足している私ではございますが、理想をいうともう少しボディが薄くなってほしい。仕事カバンに入れるときにちょっとだけ分厚さが気になるのです。
先日キヤノンから発売されたG9Xはまさにそこを満たしているカメラでして。買い換えようとは思いませんが、G7Xを買う前にG9Xが発売されてたら迷ってた気がします。
薄くて軽いことを最優先するならパナソニックから発売されるAndroid搭載のCM10が今のところ最強でしょうか。実物を見たことがないので、どれくらいの大きさ、分厚さ、重たさなのかがイマイチ想像ついていないのですが。
通話はできないそうですが、普段から滅多にスマホで通話をしない私には問題なし。1型センサー搭載で、Andoroidスマホとしても機能するなんて最強。ただカメラとして操作がしやすいのかどうかはちょっと疑問。
センサーサイズが大きめのコンパクトデジタルカメラが増えてきて、出張時にもカメラを持ち歩きたい私には選択肢が増えて嬉しい限りです。大きな不満はないためしばらくG7Xを使い続けますが、できればカメラはニコンで統一したいのが本音。
ニコンから1型センサーを搭載したコンデジが発表される日を、今か今かと待ち続けたいと思います。
海外出張でも1型センサーカメラは大活躍
コンパクトなカメラは海外出張でも大活躍。出張で韓国へいったとき、仕事の記録写真を撮る必要がありましてG7Xを持っていったんですが。こいつが素晴らしく快適です。
作品として撮るわけではなく、仕事の記録写真程度であれば1型センサーのコンデジはバランスが完璧。
何よりもコンパクトで軽いってのが素敵。出張時は荷物はなるべく減らしたいのよ。35ミリ版換算で24ミリから105ミリまでカバーできちゃって、レンズも明るくて室内での撮影にもそこそこ耐えられる。ISO感度を上げてもノイズがそこまで汚くないのもいい感じ。
ノリと勢いで購入したG7X。今なら言える、この買い物は間違いじゃなかったって。
ここ数年、毎年韓国に来ておりまして。去年まではマイクロフォーサーズのGX1を持参していました。センサーサイズはマイクロフォーサーズの方が大きいけれど、カメラとしての総合力は1型センサーのG7Xのほうが優れてると思うのです。
今はもう手放したけど、去年は14-140ミリの高倍率ズームレンズをひっさげて韓国に来ておりました。フルサイズのレンズと比べれば小さいものの、仕事カバンに入れるにはちょっと大きい。加えてレンズが暗いので室内での撮影が大の苦手でした。
もちろん解像度や階調の豊かさはマイクロフォーサーズに軍配が上がりますが、ボディの軽さや持ち運びやすさ、そこそこ満足のいく画質、片手で絞りやズームを操作できる手軽さなどは1型センサーのコンデジに適いません。記録写真ならこれで十分。
G7Xにはバッテリーの持ちがよくないという課題はありますが、丸一日写真を撮るだけなら余裕で持ちます。試していませんがムービーを頻繁に撮ったりすると、丸一日は持たないかも。
G7Xはjpeg撮って出しで十分使える
G7Xで撮影するときは基本的にjpeg撮って出し。A3以上の大きさでプリントすることもないため、Mサイズのjpegで記録。1枚あたりのファイルサイズが5Mくらいで加工をサクサク進めやすい。オートホワイトバランスもこれまた優秀なのですよ。
記録写真にそこまでこだわる必要はないのかもですが、マイクロフォーサーズのGX1はホワイトバランスがなかなか不安定で、いつもRAWで撮影して現像時に微調整をしていました。仕事の記録写真で現像に時間を取られるのはただの苦痛でしかありません。
WiFiで写真を転送できるのも便利
G7XにはWiFi機能も搭載されているので、撮影した写真をすぐにスマホに転送することができます。プルコギの写真を撮影後すぐに嫁にLINEで送ることだってできちゃう。
以前はWiFiなんて使わないだろ、と思ってましたがなんだかんだ頻繁に使用しております。
出張にカメラを持参するなら1型センサーを
海外出張に限らず、仕事の記録写真はG7Xで全部事足りそう。壊したりなくしたりしたら、すぐにもう1台買っちゃおうと思えるくらい、私とG7Xは相性がよいみたい。
海外や国内を飛び回る方で、そこそこ性能のいいカメラをお探しの方が居れば、G7Xはとってもおススメです。