朝の渋谷でポートレートを撮影してきました。今回モデルをお願いしたのはフリーモデルの佐野小波さん。
前日、首都圏は久しぶりのしっかりとした雨。降水が続くようなら撮影の延期も考えていましたが、気持ちよく晴れてくれたのは私の日々の行いがよかったということにしておきませんか。ダメですか。
朝の渋谷は騒がしい
あちらこちらにゴミが散乱している光景に感じる既視感。どこもかしこも繁華街の朝は汚い。ハロウィンの翌日の渋谷はゴミまみれだ!なんてニュースに取り上げられていましたが、普段から十分汚いことにもっとフォーカスしてもいいような。
クラブで遊んでいたのか、居酒屋で飲んでたのか。家路につかんとする若い女性2人組を狙ってひたすらナンパを仕掛けるスーツ姿の男性。己の欲望にまっすぐ生きる人間は強いと聞きます。果たして彼はお目当ての女性をゲットできたのでしょうか。
自由に生きる人たちを横目に、東の空から注ぎ込むたっぷりの紫外線を全身で受け止めながら撮影は続きます。途中、不思議な装備?衣類?を着用されたおばあさん(おじいさん?)に軽く絡まれつつ、朝日に包みこまれるような画をイメージして撮影。
早朝撮影の経験が増えてきて、朝の光をどう活かせばいいのか少しずつつかめてきたように思います。それでも現像やレタッチをしていると、もっとこう撮るべきだった、こんな風にも撮れたと悔やむことが多くて反省。
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gはクセになる
先日お迎えした新レンズ、58ミリ1.4。絞り開放で撮影すると、うっすらとソフトフォーカスがかかったような画を吐き出します。タムロンA09の甘い描写とはベクトルの異なる柔らかさ。線は細いけどふわっとしてる。そんな感じ。(伝えるのが下手)
少し絞ればふわっとした描写は解消されて、ピント面もしっかりシャープ。ぐるぐるボケっぽい描写も使いどころを外さなければ強い武器になりそう。このレンズ、クセになります。たまんねぇ。
最近気づいたのです。無意識のうちに自分自身を枠にはめ込んでしまってる。どうも似たような構図の写真ばかりを撮ってしまってる。今回の撮影では今まで撮ったことのない構図に挑戦しようと意識してみたのですが、まだまだ抜け切れていない。
何かを変えようと思うなら大胆に、大げさにやれ。高校時代、鬼顧問(40代独身女性)が口を酸っぱくして言ってたことが今になってリフレイン。自分の殻を破るには今までのやり方から大胆に変えないといけない。まだ破れてない。反省。
撮れば撮るほど迷い込む
朝の渋谷、佐野さんの表現力、58ミリの描写。イメージしていた画に近づけることはできたけど、目指したいのはもっと先。辛いのは、どう撮りたいのかをうまく言語化できないこと。イメージできないものは創造できないって、そんなの乗り越えたいじゃない。
撮れば撮るほど底無き沼に沈んでいってるような気がします。自分の殻を破るためにも、もっと大胆に挑戦しなきゃです。うおぉ。佐野さん、早朝から撮影の機会をいただきありがとうございました!
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うわ、モデルさんが浮き上がっていますねえ〜!
とても立体感があります。
きくりんぐさん
コメントありがとうございます!58ミリの描写はたまりません!!