江古田でポートレートを撮影してきました。昔ながらの喫茶店や居酒屋とか、常連さんでにぎわっている定食屋さんもあったり、温かみを感じられる街で好きなのです。
池袋から西武新宿線の各駅停車で三駅。日本大学の芸術学部や武蔵大学もあったり、学生さんが多い街でもあるようで。キャンパスの近くって安くてうまい定食屋があるんですよね。私が通ってた大学近辺は山々しかありませんでしたけどね。
撮影のテーマはアンニュイ
撮影させていただいたのはくもんさん。モデル募集ページよりご連絡をいただき、アンニュイな雰囲気で撮影したいとのご要望。アンニュイという言葉はよく耳にしますが、きちんと理解しておきたくて改めてその意味を調べてみました。
退屈。倦怠(けんたい)。
けだるいさま、世紀末的風潮から生まれた一種の病的な気分。
世紀末的風潮ってどんなときに使えばいい言葉なのか興味をそそられます。世紀末救世主伝説には未だ憧れを抱いている私ですが、アンニュイってまさに私が撮りたい写真そのものじゃないですか。
アンニュイの語源はおフランス
アンニュイって元々の語源はフランスらしいですね。そうです、おフランス語。アルファベットで書くとennuiらしいけど、TOEICには出てきそうにないから綴りを覚えることを諦めようと思いますサヴァ。
線路沿いから商店街、神社の近辺など、江古田の街並みをのんびり歩きながらぱしぱしと撮影を続けるのでソワール。
物憂げな平日の午後、そんなのは毎日です。思い通りに進まないことだったり、理不尽だと理解していてもやらなきゃいけないことだったり。大人の世界で生きていくには身につけなくてはいけないスキルが多すぎるのではないかしらジュテーム。
いつの日かルシアン
くもんさんは自宅で犬を飼われているそうなのですが、犬種を訪ねてみますとチワワとトイプードルのミックスなんだそう。犬たちの子孫繁栄における自由度の高さってすごくないですか。節度ある交配シルブプレ。
いつか犬を飼ってみたいと小学生くらいの頃からずっと思い続けているのですが、私が子犬とボンジュールする日は来るのでしょうか。どうしても散歩がネックですよね。小型犬は家の中でも飼えると聞きましたけど。
目指していたのはアンニュイ
今まで自分が撮りたいイメージをうまく言葉で表現できなかったのです。くもんさんとの撮影を通じて、自分の目指したかったイメージがアンニュイという言葉に落ち着くと気づきました。世紀末的風潮から生み出された病的な悩みからようやく解放されそうです。
写真の悩みはたくさん撮ることでしか答えを見つけられないのねボンソワール。路地で見かけた不思議な木の実がザクロであることも教えていただき、くもんさんからたくさんの気づきをいただきました。くもんさん、貴重な機会をありがとうございましたメルシー!
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