ニコンのマイクロレンズ、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでポートレートに挑戦です。普段ポートレートを撮影するときはAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを多用している私。モデルさんとの距離感だったり、背景の程よい圧縮感も気に入ってまして、えぇ。
ただ毎回85ミリを使うのも芸がないですし、ほかの焦点距離もきっちり体にしみこませないと撮影の腕が上がりません。60ミリマイクロは花を撮るときに常用しているお気に入りのレンズでしたが、ポートレートでも大活躍でした。
60ミリの画角は撮りやすい
今回撮影させていただいたのはプロのモデルを目指して勉強中のつねすみさん。他の服も持ってきていると朝の打ち合わせ時点で聞いていましたが、肩はともかく、まさかヘソまで出ている服とは思っていませんでした。
髪型や服装、メイクを変えることで女性はがらりと印象が変わりますね。スタバでフルーツなんとかフラペチーノを飲むまでは、あどけなさの残る学生らしい表情を見せていたのに、一転、大人びた一面を見せてくれちゃうから不思議です。
少し暗めの露出でしっとりとした雰囲気を出そうとしてみたり、逆光を活用して朝っぽさを出せるようにしてみたり。私の靴底がなぜかはがれるというトラブルに見舞われながらも、都度相談しながら撮影は続きます。靴…
ポートレート撮影の楽しさは、次はこんな風に撮ってみよう、こんなシチュエーションも試してみようと、現場でモデルさんと意見をぶつけ合いながら写真を撮っていくことにあるような気がしています。
そのすべてを実現できるだけのスキルはまだまだ無いんですが、経験を重ねることで着実に腕が上がっていく実感を持てることも写真を撮る楽しさのひとつだったり。
横断歩道を渡りながらの撮影
この日は背景が緑ばっかりだったので、上野の街並みを背景に少し撮ってみましょうかと。思いつきで横断歩道を渡りながらの撮影に。ファインダーをのぞきながらの歩行はとても危険。二人とも前見て歩いてないですし。
公園内ではマニュアル露出にこだわって撮影をしていたんですが、横断歩道を渡りながらの撮影はとっさの露出調整が難しいと判断し、絞り優先モードを復活。35ミリあたりのレンズで、もっと背景を写しても面白かったかも。
クールな表情が魅力的
アメ横の近くでも少しだけ撮影。ひきしまったおヘソが見えているのにリュックも背負っているというアンバランスな雰囲気に萌え()です。ヘソがきれいな人に悪い人はいない。どこかの偉い人がそんな言葉を残しているかもしれません。
今回の撮影、一枚一枚どれも捨てがたく写真のチョイスにたっぷり悩まされました。バランスよく選ぼうと思うものの、どうやら私は笑顔よりもクールな表情を好む傾向があるようです。
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでがっつりポートレートを撮影したのは初めてでしたが、AFも早くてなかなか重宝しますね。もっと早くから使っておけばよかった。
つねすみさん、貴重な機会をありがとうございました!
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