仕事で韓国に行ってきました。2泊3日の旅だったんですが、飛行機の時間が早朝だったため出発前日から成田空港近くのホテルに宿泊。実質3泊4日の出張でございました。
外の世界を知ることで、自分の置かれている状況を客観的に知ることができる。数多くの人々が味わってきた経験ではありますが、自分自身も改めて日本という国で生きられるありがたみを実感しました。
トイレットペーパーをトイレに流せるありがたみ
韓国にはトイレットペーパーを流せないトイレが数多くあります。下水が日本ほど整っていないため、紙を流すと詰まってしまうらしい。便器の横にふた付きのゴミ箱が置いてあって、使用済みのトイレットペーパーはそこに捨てる仕組み。
トイレットペーパーは便器で流すもの。それは日本という下水が発達した国だからこそ実現できる贅沢な仕組みなのですな。韓国滞在中、2度ほどゴミ箱を使用しました。(言わなくていい)
でもあれ誰かが後でゴミを回収してるってことだよな・・・何だか申し訳ございません。食事中にこの記事を読んでしまわれた方、重ねてお詫び申し上げます。ごめんなさい。
タクシーの運転手はほぼ間違いなく遠回りをする
韓国はタクシーがめちゃめちゃ安いです。たぶん日本の半分くらいの値段でタクシーに乗れる。値段が安いのは嬉しいのですが、ほとんどの運転手はわざと遠回りして運賃を稼ごうとしてきます。
滞在中、3度ほどタクシーを利用しましたが全員ちょろっと遠回りをしていました。Googleマップを見ながら行き先をトレースしていたら、1ブロックをぐるっと回っていたり、曲がるべき場所を曲がらなかったり。
日本人が相手だと、ほぼ間違いなく遠回りをされるようです。遠回りされても運賃は数十円~百円くらいしか上がらないんで大きな問題は無いですが、時間が無駄。韓国でタクシーを利用する際はちょっと注意が必要。
ブラック企業なんて概念が無いみたい
韓国のGDPの約20%はサムスンが占めているそうです。サムスンぱねぇ。サムスンが韓国を支えているようなものです。ヒュンダイやポスコ、NAVERなど、世界的に知名度の高い企業もありますが、サムスンの存在感は圧倒的。
韓国内の企業の99%は中小企業で、日本よりも自営業者の比率が高いそうです。沢山働けばそれだけ自分の懐に入ってくるお金も増えるので、長時間労働が当たり前なんだとか。ブラック企業なんて概念も無いのでしょう。
高齢者に対する制度も整っていない部分が多く、年金制度なんて無いと聞きました。日本で年金に対して様々な意見が飛び交っていますが、あるだけマシなんだぜ。
隣りの国なのに、知らないことがまだまだたくさん。学びの多い3日間でした。