ボーナスが出た、と妻がはしゃいでおりましたので東久留米駅近くの鈴亭というお店で食事をしてきました。
私の会社は年に一度、決算賞与しか出さないブラック企業でございますので、冬のボーナスとは無縁なのです。肩身の狭い思いをしつつも、「ご飯ご馳走してやるよ」と願っても無い提案を承りまして、いそいそと美味しそうなお店へ行ってまいりました。
本格的な割烹料理を味わえると評判のお店
向かったのは西武池袋線の東久留米駅から徒歩2分くらいの場所にある鈴亭(りんていと読むそう)というお店。小さな佇まいのお店ながら、高級割烹の料理をいただけると評判なんです。
まずはヒラメのお刺身をいただくとします。なかなかに優しい御味でございます。赤い実はザクロだそうです。得体の知れないものは口に入れたくない主義なので、そっと脇に寄せておきました。ザクロさん、ごめんなさい。
シメサバもいただく
シメサバも注文。これがお酒に合うんですよ。妻は嫌いだったみたいで、私一人でお酒と一緒にちまちまと。
なかなか分厚く切ってくれましたが、もうちょっとしまってるのが理想だったかな。少し控えめなしめ具合のサバでした。
生ガキは一口で食べるべし
冬の味覚と言えば、カキですよね。これがまたうまいんですよ。私はカキフライもカキのグラタンもなんだって大好きですが、やっぱり生ガキは特別。家ではなかなか食べられませんからね。
もみじおろしと、ネギをいっぺんに一口で食べてしまうのが、カキに対する礼儀というものです。存在感を主張しすぎないポン酢が、これまたいい仕事をしてくれまして、口の中にまるで瀬戸内海の大海原が広がるようです。ちょっと意味不明ですね。失礼しました。
鴨はなぜこんなにもうまいのか
どんどん行きます。どんどんお酒も進みます。
焼き物として鴨を頼んでみました。写真ではわかり辛いですが、柚子コショウがお皿に乗ってまして。ちょびっとつけて食べると、もう最高です。おいしさというジャンルにおいて、鴨は鳥類最強なのではないかと、私は常々思っております。
焼き加減もいい具合でした。一般的な焼き鳥よりはちょっと固めだけど、噛めば噛むほどに味わい深いと言いますか。こうも美味しいと、その辺の川にたくさんいる鴨への目線が変わってしまいそうです。
邪道のアボカドタルタル
ここでちょっと脇道にそれまして、マグロとアボカドのタルタル和え?のようなものを頼みました。和食としては邪道かもしれませんが、そのあたりは気にせずいただきます。
しかしアボカドって不思議な果実ですね。いや、果実ではなく野菜に分類されるのでしょうか。正直なところ、そんなことはどっちでもいいのでしょうか。(ぶっちゃけこの料理は家でも作れそうな気がしました…)
しめは鴨茶そば
またしても登場です、鴨。本日のおすすめ料理と書かれた黒板に鴨茶そばを見た瞬間、これをしめに頼もうと決めておりました。優しくもしっかりとダシのきいた御味で、アルコールを摂取した後の体に染み渡ります。
これ単品でお店やっても十分売り上げが立つんじゃないか…と思えるくらい完成された一品でした。これは是非また食べたい。
まとめ お安くはないけど本格的な和食をいただける
2人で飲み食いして9,200円でした。7,000円くらいかな…と思っていたので、結構高いな…という印象です。妻のおごりなので、私はまったく問題ないのですが。ぐふふ。
決して安くはありませんが、しっかりとおいしい料理をいただけるので、ちょっと贅沢したいときにおすすめのお店かな、と。客単価が高めということもあって、客層は年配の方が多かったですね。
少し残念だったのは喫煙可のお店だったみたいで、店内もそこまで広くないため、タバコ嫌いの私と妻にはちょっと辛かったです。席数もあまり多くないため、予約してから行くのが良さそうです。西武池袋線沿線にお住まいの方で、本格割烹を楽しまれたい方はぜひ。
鈴亭(りんてい)
東京都東久留米市新川町1-3-32 フルヴィエール 1F
ランチ 11:30~14:00
夜 17:30~23:00
定休日 月曜日・月末日曜日
東久留米駅の東口を出て、右側へ進むとすぐお店が見つかります。