Youtube動画の撮影で使うためのLEDビデオライトを買いました。
Tyckaという海外メーカー(中国?)のビデオライトで、価格も約4,000円と手ごろでしたが、使ってみるとなかなかいい感じです。
どんなライトなのか詳しくレビューしました。
TyckaのLEDビデオライト(TK204)
届いたものがこちら。
海外製品にありがちですが、テープなども張られておらず、ずいぶんあっさりとした梱包です。
箱の中身を全部出してみると、こんな感じ。
ビデオライト本体のサイズは175×125mmと、少年マンガの単行本とほぼ同じ大きさです。
「どうせ付属のマニュアルは日本語に対応してないんでしょ?」
と思っていましたが、ばっちり日本語対応してました。
おかしな日本語もなく、ちゃんと作られていて安心です。
薄型・軽量のビデオライト
肝心の本体ですが、204球のLEDが使われています。
重量は256g(バッテリーは除く)と、見た目以上に軽いです。
分厚さは22mmと、これまたコンパクト。
ただし、バッテリーを装着すると、1.5cmほど分厚さが増します。
裏面は操作パネルになっていて、各ボタンの役割は以下の通り。
今気づきましたが、⑦が抜けてました・・・
1.色温度を調整するダイヤル
2.発光量を調整するダイヤル
3.バッテリーを取り外すボタン
4.バッテリーを装着する個所
5.バッテリー残量のメーター
6.バッテリー残量のスイッチ
8.電源のON/OFFスイッチ
9.ACアダプターの接続ポート
ACアダプターは別売りですが、7.2~9Vに対応したものを買えば、電源に接続した状態で使用可能。
定常光として長時間使う前提で考えているなら、ACアダプターも一緒に買ったほうがよさそうですね。
Amazonで探してみると、以下のようなものが見つかります。
2200mAhの大容量バッテリー
今回、TyckaのLEDビデオライト購入を決めたのは、バッテリーが付属していたから。
バッテリーチャージャーとケーブルもセットになっているので、充電さえ完了すればすぐに使えます。
仕様上の充電完了時間は約4.5時間です。
ただし、付属しているのはUSBケーブルだけなので、以下のようなUSBコンセントが別途必要です。
充電スピードにこだわらなければ、iPhoneやiPadなどに付属しているもので代用できるでしょう。
外出先でバッテリーが切れそうになったときも、モバイルバッテリーで充電できるのは便利です。
バッテリーを装着してみると、こんな感じ。
そこそこ出っ張ります。
ちなみに、Sonyのビデオカメラで使用するバッテリー(NP-FシリーズやNP-FMシリーズなど)でも代用できるそうです。
「TEST」と書かれているボタンを押すと、バッテリー残量をチェックできます。
使いやすいマウントパーツ
実際にビデオライトとして使うときは、こちらのマウントパーツを本体に装着します。
ドライバーなどは不要で、ネジをくるくる回すだけ。
角度も変えられるので、とても便利です。
カメラのホットシューに取り付けられるほか、1/4ネジ穴もついています。
ライトスタンドや三脚で使うこともできますね。(別途アダプターが必要になる場合あり)
ゴリラポッドに乗せてみるとこんな感じ。
ライトスタンドを立てられないような場所でも、工夫次第で設置できそうです。
LEDビデオライトを使用した撮影例
ここからは実際にTyckaのLEDビデオライトを使用した例をご紹介します。
動画用に購入したライトですが、物撮りでも十分使えます。
検証のためにライトを近づけていますが、実際の撮影で使うときはライトをもっと離して使います。
発光量の調整
まずはライトをつけずに撮影した状態がこちら。
被写体(調整豆乳)がちょっと暗いですよね。
最小発光量でライトをONにすると、こんな感じ。
調整豆乳のパッケージがはっきりと明るくなりました。
ダイヤルを回して50%程度の出力にしてみると、こんな感じ。
もうこの時点で光が強すぎます。
出力100%にしてみると、調整豆乳が消し飛びます・・・
明るい場所での撮影なら、最小~少し出力を上げる程度で問題なさそうです。
色温度の調整
ここからはカメラのホワイトバランスを固定して、LEDビデオライトの色温度を変えてテストしてみました。
まずは3200Kから。
調整豆乳がほんのりと温かみのあるオレンジ色になっています。
写真右側と左側で、背景の色がぜんぜんちがいますよね。
ダイヤルを中間あたりに合わせてみると、こんな感じになりました。
まだオレンジが強いように感じます。
ダイヤルには3200Kと5600Kしか書かれていないので、色温度の微調整はしづらいですね。
5600Kで撮ってみたのがこちらです。
青っぽい、冷たい感じの色になったのがわかるでしょうか。
一般的な蛍光灯(昼白色)の色温度は約5000Kなので、室内で使うなら5600Kから少しダイヤルを戻した状態で使うのがいいかも。
どこで何を撮るかによって、ベストな色温度は変わりますから、都度考えないとダメですね。
Amazonで買えるおすすめビデオライト
動画用のライトを買うのは初めてだったので、どれを買えばいいのか悩みました。
とくにAmazonは安価なLEDビデオライトのラインナップが豊富。
いくつか気になったものをご紹介します。
記載している価格は記事執筆時点のものです。Amazonの販売価格は変動するので、その都度お調べください。
格安LEDライトの代表格
Amazonの「撮影用定常光ライト」カテゴリーで、ベストセラー1位に輝いているのがNEEWERのCN-160。
160球のLEDライトで約2,500円と激安。
色温度を変えられるフィルターも付属していてコスパ抜群ですが、バッテリーが別売りという点が気にらず、候補から外れました。
自撮りならリングライト
Youtube動画で顔出しをしているなら、リングライトがおすすめ。
こちらもNEEWERの商品で、約2,600円とお手頃な価格。
瞳に丸いキャッチライトが入るので、美人orイケメン度がほんの少しアップします。
私は当面Youtubeに顔を出さないので、リングライトも候補から外しました。
超小型モデルも魅力的
大きくて重たい機材がイヤで、コンパクトなLEDライトを探したところ、Godoxが手ごろな商品を出していました。
36球のLEDビデオライトで、価格は約2,000円。
サイズと価格は魅力的でしたが、さすがに発光量が足らないのでは・・・と心配になって、最終的に落選しました。
本格派にはスタンドセット
撮影場所をきちんと確保できる方なら、スタンドなどがセットになったビデオライトがおすすめ。
価格は約15,000円と跳ね上がるものの、480球のLEDビデオライト2つと電源アダプターなどがセットになっていることを考えれば、決して高くありません。
いずれはスタンドなども揃えたいんですが、しばらく設置場所などを確保できないため、今回は購入を見送りました。
コスパ抜群でおすすめのLEDライト
動画撮影に使おうと、初めてLEDビデオライトを買ってみたのですが、想像以上に良いもので満足しています。
発光量や色温度の設定もダイヤルで簡単に変えられますし、難しいことは何ひとつありません。
Tyckaというメーカーの商品を買うのも初めてでしたけど、マニュアルも日本語に対応していて安心しました。
動画にもまとめたので、ぜひご覧ください。
動画に限らず、ちょっとした物撮りでも使えそうなので、いろいろ活用してみるつもりです。
充電式のバッテリーで使える、小型で軽量なLEDビデオライトを探している方は、ぜひ候補に入れてみてください。