今年、結婚式を撮影させていただく機会が数件ありまして。慣れないことにアタフタしながら必死に頑張っていたのですが、ケーキ入刀やら新郎からの挨拶なんかを拝見していると、やっぱり結婚っていいものだなぁ…としみじみ感じておりました。
私も一応既婚の身。そういえば結婚してから何年経ったんだっけ…とパッと思い出せなかったのです。最近、家族写真を整理したときに、やっと思い出すことができました。私、結婚してもう5年になるみたいです。
変わりゆく生活
結婚したときは20代後半だった私たちも、今はもう30代。5年も経てば生活スタイルも変わるものですよね。改めて考えてみると、それはもうガラリと変わりました。
子どもが2人
まずはこの5年で家族が増えました。長女が生まれたことで生活スタイルは大きく変わりましたし、次女が生まれたことも大きな変化につながっています。
子どもが生まれると、どうしても子ども中心の生活になりますね。それが嫌というわけではなく。変化せざるを得ない状況に追い込まれるというか。
夫婦2人で生活してたときは、お互いに好き勝手過ごしてる時間も多かったように思います。今はなんというか、日々子どもたちに翻弄されてばかりというか。テレビに流れる番組も変わりますし、部屋にはおもちゃがたくさん転がってます。
真っ白だったダイニングテーブルは、油性ペンの落書きで前衛的なデザインに変わりましたし、かつてはクリーニングに出さないといけない服ばかり着ていた妻も、機能性を優先して服装をチョイスするように。
私もアンパンマンのキャラクターに詳しくなりました。それと私の生え際が年々後退しているのも…これは家族が増えたことと関係ないですね。
夫自営業・妻専業主婦
仕事の面でも、この5年で大きな変化がありました。まず私は会社員を辞めて個人事業主として独立。妻も長女の出産をきっかけに仕事を離れて、専業主婦を続けています。
子どもたちとの時間を優先したい私としては、フリーランスになったことは正解だったと思っていて。収入面の不安定さは拭えませんが、子ども2人の面倒を見ることの負担が大きすぎる方が問題。
妻の実家が近くにあるという恵まれた環境にいさせてもらっていますが、それでも子育ては大変。妻に子ども2人の面倒を完全に任せてしまうことは、自分にはちょっとできない。
子どもが大きくなっていくと出費もかさみます。家計を支える身としては、必死にお金を稼いでいかないといけません。
価値観は否めない
生活面の変化と同じくらい、私たち夫婦の関係性も劇的な変化を迎えたと感じています。育ってきた環境もちがいますし、元々どこ吹く他人ですからね。今は耐え忍ぶときなんだろうと、自分を納得させています。
セロリはあまり食べません。
増えるケンカ
結婚するまで、妻とケンカをしたことがありませんでした。
結婚後も大きなケンカは滅多にありませんでしたが、長女の出産をきっかけに小競り合いが頻繁に勃発。実家に帰られたこともありました。徒歩数分ですけど。
育児本に書かれていたことですが、子どもを出産すると女性のホルモンバランスは大きく変化するそうで、夫に対して攻撃的になってしまうことがあるそう。幼い我が子を最優先に守ろうとする、本能みたいなものなんでしょうか。
出産後の衝突から離婚してしまう人もいるんだとか。我が家も一時期はア・バオア・クー攻略戦ばりに壮絶でした。
歩み寄る努力
妻から生ゴミのような扱いを受ける日々がしばらく続きましたが、私も対処ノウハウを学んで、うまく受け流すスキルを身に着けていきました。なるべく妻を刺激しないように、慎ましく生きる日々。
朝から晩まで子どもとずっと一緒にいたら、そりゃストレスもたまりますよね。
仕事が落ち着いているときはなるべく早く帰って家事を手伝ったり、子どもと遊んだり。最近は生ゴミから資源ゴミくらいの評価になっているんじゃないかな…と淡い期待を抱いています。
何もしていないのに、ノーモーションでキレられるのだけは今も回避できません。
そして家族へ
付き合い始めたときのような感覚は完璧に消え去りましたが、別にそれでいいじゃんと思っています。私たちが家族になってきた証拠でもあるのかな…と、資源ゴミなりに前向きに考えようとしています。
2歳の長女にすらチューを拒まれる私ですが、今の生活、居心地は悪くありません。妻がどう考えているのかは、聞いたことがないのでわかりませんが。
入籍したとき、結婚10年記念にはカルティエの指輪を買え、という一方的な約束を結ばされた私。忘れっぽい妻のことなので、どうせすぐに忘れるだろうと思ってました。折り返し地点を迎えた今、どうやら完璧に覚えている模様。あかん…
5年後を見据えて、カルティエ貯金をチマチマと頑張っていこうと思います。
結婚生活、いいものですね。