ニコンの大三元レンズAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED!
遂にっ!遂に・・っ!遂に夢のレンズを買ってしまった!!
イヤッホォォォゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッ!!!!
神レンズとも言われるFマウント最強の超広角レンズでございます。これさえあれば広角域に関しては他に何もいらないと断言できちゃうレンズ。
壊したり無くしたりしない限り、もう一生広角レンズには困らないぜよ。
14-24mm f/2.8は広角域最強のNIKKORレンズ
正月休みが明けてから仕事で色々なことが重なり、なかなか写真を撮りに行けませんでした。それはそれは色々とありまして。。
ストレスが溜まりまくっていた私は、もう広角レンズを買ってしまおうと決意。
今冷静に考えてみると無茶苦茶。まぁ色々あったんですよ。
元々はタムロンの15-30mmを買いたいと考えていました。Fマウントの広角域は選択肢が多いこともあり、とりあえずどのレンズでも買えるようにとATMで30万円をおろしてビックカメラに向かったのです。
10万円以上の現金を持ち歩くときのドキドキ感、たまらんです。
ベテラン店員さんとニヤニヤしながらレンズを選ぶ
池袋のビックカメラに到着。もはや東口のカメラ館には目をつぶったままでもたどり着けます。(すみません嘘です。)
レンズコーナーでうろうろする私に狙いを定めたのはベテランの店員さん。積極的に声をかけてくるわけでもなく、「何かあれば俺に声かけろよ、何でも応えてやるからさ。」という雰囲気でそっと佇んでいたので、私からお声掛け。
何故だろう、この負けた感じ。
「広角レンズを探してるんですが。」
と声をかけたら店員さんの目つきがギョロりと変わった。
「この客は、買う。」
と長年の経験から察したのかもしれません。
「18-35mm」はなかなかいいですよ、とまずは手堅いレンズを勧めてくる店員さん。
店員さんのお勧めをさらりとかわして「とりあえず14-24mmとタムロンの15-30mmを試写させてください。」と言った瞬間、店員さんの目が完全マジモードになった。
14-24mmは前玉が極端に大きくD610とのバランスが悪そうだったので、単焦点レンズなら20mm、ズームならタムロンの15-30mmまたはNIKKOR18-35mmを買いたいと思ってた私。
でも14-24mmを試してみたら、そんなにバランスが悪くない。
前玉は確かに重く感じるけど、普通に支えられるレベル。あれ、あれ、どうしよう。思ってたのと違う・・・っ!
ベテラン店員さん「このレンズは家宝になりますよ」
店員さんによるとタムロン15-30mmってあまり売れてないらしい。性能面では純正レンズと大きな差は無いそうだけど、資産としての価値が全然違うと。
営業トークかもしれませんが。タムロンのレンズって中古に出すとかなり安くなってしまうらしい。その点、純正レンズは丁寧に使っていれば極端に安くなることはないって。
純正レンズのメリットの一つは確かにそこにあるかもしれない。
タムロン15-30mmも試写させてもらったんですが、14-24mm以上にずっしり重い。
D610とのバランスは悪くないし、カメラのモニタで見た限り写りも悪くなさそう。でもさっき言われた店員さんのトークが耳に残る。
店員さんからダメ押しの一言。
「14-24mmを買っておけば広角レンズは他に何もいらなくなる。このレンズは家宝になりますよ。」
・・・やられた。
税込で23万円ぽっきり!加えて29,000円分のポイント
18-35mmや20mm単焦点を試すこともなく、14-24mmを買うことを決めてしまった私。脳内でアドレナリン出まくりだったと思う。
高いけど…っクソ高いけどっ……一生使えることを考えたら・・・っ!!
無茶苦茶な理由で無理やり自分を納得させる私。
ベテラン店員さんと少しだけ交渉して、お会計は税込で23万円ぽっきりに。29,000円分のポイントもつけてもらいました。ビックカメラ独自の保証サービスはつけず。
「大きな声では言えませんが、つけなくていいですよ。」って言われた。
大三元レンズを買うなら、Fマウント最強の標準ズームAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDから買う人が多いのかもしれない。
でも標準域はタムロンA09を買ったばかりだし、24-70mmはそろそろ新型が出るんじゃないかという噂もあるし。
70-200mmもあるけど今のところ望遠レンズを必要とする場面がほとんどない。娘が幼稚園に入る頃には買えたらいいなとは思うけど。
買ってよかった大三元!超広角を楽しむ
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDがラインナップに加わったことで、14mmから85mmまでをカバーできるようになりました。タムロンA09が28-75mm、単焦点レンズの35mm、60mmマイクロ、85mm。なかなか充実してきました。
かなり無理をしましたが、後悔はしておりません。最強の超広角レンズを買ってしまった以上、写真に言い訳もできません。大三元レンズを使いこなせるよう腕を磨くのです。広角を楽しむぞ!!
IYHHHHH!!!!!
追記:近所でテスト撮影を実施した結果
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを勢いで購入してしまった私。レンズは棚に飾るものではありません。使わなくては意味がございません。
購入当日、早速カメラバッグを背負ってママチャリで近所を駆け廻ってきました。
いつかは買いたいと思っていた大三元レンズ。
早く試してみたいという気持ちと、絶対に傷をつけてはいけないという気持ちが私の中でぶつかりあって、何だかふわふわと空を飛んでいるかのような気持ちで自転車をこいでました。(とても危険)
14mmの超広角は半端じゃない
初体験の14mm。広い。くそ広いぞ!!
肉眼よりも広いので、ファインダーを覗いてるだけでめちゃめちゃ楽しい。今まで見えなかった世界が見えるようだ!ウヒョー!!
たとえば素敵なミニスカートを御召しの超絶美人が少々急な階段を登っていたとして、決して見えることのない秘境にたどり着けるかのような。
うん、自分でも何言ってるのかよくわからない。
高い買い物だったけど、無理して買ってよかったなぁ。(しみじみ)
そしてニコンのお家芸であるナノクリスタルコート。思い切り逆光ですがまったく問題なし。大三元の名は伊達じゃないってことですな。
超広角はがっつり歪む
超広角レンズと歪みは避けて通れない存在。
どのくらい歪むのか試してみたくて、さっきの写真を撮った場所から少しだけ角度を変えて撮ってみたらこんな感じに。建物の屋根がびよよーんと不格好に伸びてます。歪みますなぁ。
歪みは多少補正できますが、どんな風に歪むかを理解した上で、歪みを最大限に活用して撮るってのが超広角レンズの醍醐味なんだろな。じっくりクセをつかんでいこうと思う。
大きな松の木を撮ってみるとこんなにもダイナミックに。肉眼で見るよりもてっぺんが遠く見えます。そして等倍で見てみるとゴツゴツした幹の表面だったり、葉っぱの一本一本がとてもシャープ。
これはすごい。
ただあまりにも広すぎて、撮りたくないものまでファインダーに入ってきます。この写真も右下のあたりに建物の屋根の先っぽがちょびっと入り込んでしまいました。
広いがゆえに構図の作り方がなかなか難しい・・・
テレ端とワイド端の最短撮影距離
テレ端と言っても一般的には広角域に入る24mm。ほぼ最短撮影距離で撮ってみました。絞り開放で撮ると周辺減光はそこそこ出るみたい。
周辺減光は嫌いじゃないので全く問題なしです。むしろ好きです周辺減光。
ワイド端の14mmで撮ってみるとこんな感じ。こちらもほぼほぼ最短撮影距離。正面の黄色いパンジーはテレ端で撮ったときと大きさに目立った変化がありませんが、背景の写り込み全然ちがう。
14mmの方が背景ががっつり入ってくる。これは面白い。
ただこのレンズで物撮りはちょっと怖いですね。14mmで撮ろうとすると、前玉が被写体にくっつきそうになります。この写真も前玉とパンジーの距離は数センチ。
標準ズームと同じ感覚で被写体に寄ろうとしたら前玉を傷つけちゃいそう。気を付けないと。
物撮りがメインのときはこれまで通り60mmマイクロやタムロンA09を使おう。
AFも速いしボケもなかなかきれい
テレ端の24mmでミカンっぽい植物を撮ってみました。絞り開放で撮ったんですが、ボケはなかなか綺麗な方じゃないでしょうか。ピントが合ってるところはきっちりシャープですし、かなりいい感じ。
AFはびっくりするほど速いとは思わないけど、必要十分な感じ。35mm f/1.8Gよりはちょっぴり速いかな。超広角で動体を撮ることは少ないでしょうから、これで十分な気がする。
まだ1月だってのに梅が咲いてたので撮ってみました。
60mmマイクロや85mmで撮影したときみたいに背景が完全に溶けてしまうのではなく、芯を残しながら程よくボケるので、これはこれで面白い。
ポートレートでも背景をしっかり入れて撮りたいときに活躍しそう。バストアップだとかなりモデルさんに寄ることになりそう。
・・・そうか、超広角レンズならレンズの特性を言い訳にモデルさんに寄れるのか・・・
その他にもどういう場面で使えるか考えてみよう。
想像力が膨らみまくる神レンズ
使い始めたばかりでまだまだコツをつかめていませんが、撮っててめちゃめちゃ楽しいです。
以前からカメラを持って神社や寺を巡るのが好きだったんですが、もっと広く撮りたいなぁ・・・とモヤモヤしてたのが全部スッキリしてしまう。
夜の東京駅も近いうちに再挑戦したいし、湘南の海とか新宿の高層ビル街とか高尾山とか超広角レンズだからこそ撮りに行ってみたい場所が山ほどあります。
新しいレンズを買ったときのワクワクって何度経験しても気持ちいい。ウヒョー!!
子供とのお散歩で超広角レンズのテスト撮影
娘と散歩にいったときの写真もいくつか掲載してみます。
この日は気持ちよすぎるくらいのきれいな青空。せっかくなので超広角レンズのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを持ってきました。
レンズが変わるといつもの公園も別の景色に見えて新鮮です。
超広角の14mmで絞って撮る楽しさ
広角端の14㎜、f/9.0前後に絞り込んでの撮影。四隅までビシシッと解像しちゃうあたり、さすがは大三元の一角を担うレンズです。
普段は背景をボカして子供を撮ることが多いので、ここまではっきりくっきり写るとゾクゾクしてくるものを感じます。
住宅街の公園である以上、ある程度の妥協は必要ですが、写ってほしくないものまで写りこんできてしまうのが超広角レンズの難しさですね。
水平と垂直をきっちり出すのが難しい
超広角レンズで撮るときは水平をきっちり取るのも難しい。ちゃんと水平を気にしながら撮ったつもりでもパソコンで確認したら右か左に傾いていたり。
現像時に傾きを補正したはずなのに、改めて見るとやっぱりちょっと傾いているように見えたり。。
雲ひとつないきれいな青空。だけど電線が邪魔。消そうと思えばフォトショップで簡単に修正できるものですが、これはこれで東京の住宅街っぽさがあっていいかなと自分を納得させたり。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使っていると、旅に行きたい欲求が止まらなくなります。
ごちゃごちゃした東京の街並みから離れて、電線が写りこむことなんか気にしなくてもいい景色の綺麗な場所へ。娘もすくすくと成長していますし、そろそろ車を買わないといけませんかねぇ。
娘を抱っこしながらだとレンズが重い
当たり前ではありますが、娘を抱っこしながらだとAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDが重いのなんの。首にストラップがぐいぐい食い込んで痛い。。
カーブミラーで娘と自撮りしてみたのですが、娘を抱っこしながら片手でシャッターを切るのはなかなかにヘビーですね。最近の娘はちょっと歩き疲れるとすぐに抱っこを要求してくるので、もっと腕力をつけないといけません。
超広角レンズでお散歩スナップもなかなか楽しいです。
超広角レンズで満開の八重桜を撮影
ソメイヨシノとは違って、満開のピークが少し遅めの八重桜。
綺麗に咲いている場所が近所にあったので、娘と散歩に出かけたついでに14-24mmでパシパシと撮影してみました。
まさに桜餅のような、モコモコとした花をつける八重桜。ソメイヨシノや枝垂れ桜のような儚さはあまり感じられませんが、これはこれで素敵。
六義園の枝垂れ桜のライトアップとか、千鳥ヶ淵の夜桜とか。都内で有名な桜スポットを、いつか撮りに行きたいと思いながら、結局今年も撮りに行くことができませんでした。
来年こそは撮りに行きたいのですが、果たして実現できるでしょうか。
ビシっと解像して気持ちよい
このレンズで絞り込んで撮ったときの、ビシっと解像する感じ、すごく好きです。等倍で見てみると、見えちゃいけない部分まで見えているような気がして、何だかゾクゾクします。
普段、風景写真をあまり撮らない私。風景写真が嫌いというわけではなく、撮りたいけど撮りに行きづらいというのが本音。
子育てが落ち着いたら、このレンズと一緒に絶景めぐりの旅に出たいなと思っていますが、早くても15年後くらいでしょうか…
星空とかも撮りに行きたいんですけどね。なかなか行く機会が作れません。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは2007年に発売されたレンズということもあり、そろそろリニューアルされるのでは、という噂もときどき見かけますね。
今のレンズに何ひとつ不満がないことと、勢いで買ったは良いものの、使用頻度があまり多くないという現実もありますので、現行品が壊れるまで使い続けることになりそう。
神レンズとも称される素晴らしいレンズなのに、防湿庫の守り神的な存在になっています…
このレンズにカビでもはやしたらバチがあたりそう。大切に使っていきます。
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDの作例
他にもAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使って撮影した写真をピックアップしました。
レンズ選びの参考になれば幸いです。
風景写真で超広角の本領発揮
風景写真を撮るときは超広角レンズが大活躍。肉眼で見るよりもダイナミックに瞬間を切り取ることができるので、ファインダーを覗いているだけで楽しくなります。
超広角レンズなら満開のひまわり畑も、夏の青空と一緒に撮影することができます。超広角レンズはフレアやゴーストが出やすいといわれますが、逆光耐性もかなり強いと感じます。
こちらは秩父の芝桜。標準レンズとは比べ物にならないほど水平や垂直の取り方が難しく感じますが、多少のゆがみや傾きは現像時にLightroomでちょちょいのちょいです。
紅葉シーズンも超広角レンズが大活躍。荷物が重たくなるのは正直つらいのですが、風景写真を撮りに行くときは必ず持参するレンズになりました。
建物の撮影でも活躍
ディズニーホテルで宿泊した際に撮影した一枚。暗い場所での手持ち撮影では手振れ補正がほしくなります。いずれ新型が発売されるときには、きっと強力な手振れ補正が搭載されるのでしょうね。
こちらは喫茶店の店内で、三脚を使用して撮影させていただいた写真。後からパソコンで加工できるとはいえ、撮影段階できれいに水平と垂直を出せたときは気持ちいいです。
人物撮影は扱いが難しい
ポートレート撮影でAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使ってみたのですが、想像以上に扱いがデリケート。
基本的に中央の位置で撮らないと、がっつりゆがんでしまいます。この写真も足が少し長くなっています。
とはいえ超広角レンズだからこそ撮れる写真はたくさんあるので、ポートレートや人物撮影でも場面によっては積極的に活用していこうと思っています。
14-24mm f/2.8は写真撮影が楽しくなるレンズ
画角の調整は恐ろしくシビアで、飛び出た前玉の扱いもデリケートですが、このレンズ以上に撮影が楽しいレンズはあまり他にありません。
デカくて重たい点には目をつぶって、このレンズと一緒に旅に出たくなります。
いつか海外の広大な大自然でこのレンズを使ってみたいです。死ぬまでに実現できるかしら…
勢いとノリで購入した大三元超広角レンズ。長く大切に使っていきます。
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凄いレンズをいきましたね!
FXのFマウント使いには、夢のレンズですね〜(遠い目
素晴らしい写真を期待しています(≧∇≦)
はじめまして、モカといいます。
素晴らしいレンズを選ばれましたね!
素敵な写真を撮りまくってください。
asobineko (id:inaba-no-sironeko)さん
コメントありがとうございます!
使いこなせるまで時間がかかりそうですが、撮りまくります!!
モカさん
コメントありがとうございます!
当分、週末の友はこのレンズになりそうです。
初めて投稿させていただきます。
このブログを拝見させていただき、
私も1424ポチりました…
届くのが楽しみです!
1424での素敵な作例楽しみにしております。
失礼いたしました。
もののけ姫さん
コメントありがとうございます。
14-24購入されたんですね!
一生モノのレンズ、大切に使っていきたいですね。