芝桜を見てみたくて。秩父の羊山公園に行ってきました。8時の開場に間に合うように5時台の電車に乗り込んだのですが、まさかの人身事故発生。
ゴールデンウィークの朝っぱらから事故だなんて、ほんと勘弁してくださいませ。
小手指駅で40分くらい待ちぼうけを食らいましたが、その後全線復旧したようでして何とか西武秩父駅にたどり着くことができました。8時までに羊山公園に到着したかったんですが、駅についた時点で8時過ぎ。迷わずタクシーにライドオンです。
一面の芝桜は見ごたえたっぷり
西武秩父駅から羊山公園までタクシーだと10分もかからないくらいでした。運転手の期限が悪かったのか、運転が荒すぎでヒヤヒヤもんでした。電車にタクシーに今日は乗り物運がないようです。ちなみに運賃は1000円ちょいでした。
8時20分くらいに羊山公園に到着。8時開場なのでそんなに人は居ないだろうと思ってましたが、いるわいるわ大勢の人たちが。人が増えすぎるとまともに写真が撮れなくなりそうなのでダッシュで入場です。ちなみに入場料は300円でした。
超広角レンズ14-24mmで撮影
撮影に持ってきたのは超広角レンズのAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED、こいつで芝桜を撮ってみたかったんですぜ。購入時から気づいてはいましたが、やっぱり超広角は難しい。失敗を重ねていくことでしか、うまくなる道はないのですね。
実を言うと、今日はバラとガーデニングショーに行ってみようと考えていたんです。でもネットで調べてみたらまだ開催されてなかった。5月半ばから開催なのね。そんなこんなで、そうだ秩父行ってみようかな、くらいのノリで来たのでした。
超広角でボケを楽しんでみる
風景であれば絞って撮るのがセオリーだと思うのですが、超広角のボケも楽しんでみようということで、フードに芝桜が触れてしまいそうなくらいに近づいて絞り開放付近で撮ってみました。これはこれで面白い画になりますね。
ピークを過ぎていたのかもしれませんが、近くでよく見てみると芝桜の間に雑草が結構生い茂ってる。場所によっては花が散り始めているところもありました。ゴールデンウィーク突入のちょい早めに来た方が満開の芝桜を見れるのかもです。
この日の天気は晴れだけど曇りがち。スカッと抜けのいい青空だったら撮影的には最高だったんですが、こればかりはコントロールができません。青空を背景に一面ピンクの芝桜、ポスターなどで使われているあれですよ。
何度か通わないと、なかなか完璧な一枚を撮るのは難しいでしょうなぁ。コントロールできない天候の変化を見越して完璧な一枚を撮る、それがプロの仕事なのでしょう。写真で飯を食うってのは楽な仕事ではなさそうです。
60mmマイクロでクローズアップ
芝桜って広角レンズで撮られた写真がほとんどじゃないですか。
西武鉄道がプロモーションで使ってるポスターしかり。羊山公園の紹介で使われている写真もしかり。芝桜ってどんな花なんだろう?という疑問に答えてくれる写真をあまり見つけられず。
だったら芝桜を寄りで撮ってこよう、と思いましてカメラバッグに忍ばせてきたAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED。ナノクリスタルコート搭載かつ爆速AFでおなじみのマイクロレンズでございます。
今回は超広角のAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDで定番の芝桜写真を撮りつつ、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDで花びらにクローズアップした写真を撮ってこようと計画していました。
広角での撮影をひとしきり堪能できたので、休憩がてらレンズを交換。大三元ズームから単焦点レンズに切り替えたとき、いつもの3倍の速さで動けるんじゃないかと思うくらいカメラが軽い軽い。
D4Sクラスの重量級カメラと大三元をはじめとした重量級レンズを日々使いこなすプロって、技術的にはもちろんのこと筋肉的観点からも尊敬しますわ。
芝桜は近くで見ると普通の野花だった
芝桜に寄って撮ってみよう!と息巻いていたものの、いざ寄り寄りで撮影してみると何だか普通の野花感がすごい。被写体としての芝桜を最も輝かせるのは、やはり引きでの撮影なのかもしれません。
そもそも芝桜って「桜」と名付けられているけど分類上はまったく別の植物なんですね。
シバザクラ(芝桜、学名:Phlox subulata)はハナシノブ科の多年草。別名、ハナツメクサ(花詰草、花爪草)。
花の色や形が桜に似ていることから芝桜って名づけられたんだとか。「羊山公園のハナツメクサを見に行こう!」より「芝桜を見に行こう!」とアピールした方が桜好きの日本人を集客しやすい、といった思惑もありそうな。
サクラ(桜)は、バラ科モモ亜科スモモ属 (Prunus, Cerasus) の落葉樹の総称。
ちなみに桜ってバラ科なんですね。ちゃんと調べてみて初めて知りました。花を撮影するのが好きなくせに、花のことはさっぱり知らない私です。
9時半を過ぎたくらいからどんどん人が増えてきました。お昼頃になるともっと人が多くなっていたのでしょうな。天気が良かったこともあり、スマホやコンデジなどで芝桜を撮影する人がわんさか。最近、自撮り棒ユーザーってほんと増えましたね。
羊山公園ではなぜかニコンユーザーが多かった気がします。ニコン1を首にかけてる綺麗なお姉さんも居ましたね。ソニーのレンズスタイルカメラ?を使ってる人も初めて見ました。スマホと連携して撮影できるアレです。(説明が雑)
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでもひとしきり撮影を堪能できたので、人が増えすぎる前に撤退です。人ごみが大嫌いというのも理由の一つですが、昼までに帰ってこいという嫁からの指令を受けていたのが本音。
超広角とマクロレンズがあれば芝桜の撮影はたっぷり楽しめますが、もう一本、超望遠もあるとさらに撮影が楽しくなりそう。望遠を使える場所は数か所に限られそうですが、圧縮効果を活かして一面に広がる芝桜を表現できたら面白そう。
羊山公園に毎年来ることは無さそうですが、いずれ購入してしまうであろう望遠レンズをちゃんと使いこなせるようになったら、また撮影に来てみようかしら。
園内にチューリップも咲いていた
芝桜を一通り撮り終えて、公園内をぷらぷらしていたらチューリップも咲いてました。
私にとって春を感じさせる花の一つ。なぜだかチューリップを見かけると小学校の頃の思い出が頭に浮かんでくるのです。小学校1年生だったか2年生だったか、校庭で育てたことがあったような。
そしてあまり好きじゃなかったチューリップ。真っ赤や真っ黄色など、主張しすぎる原色がタイプじゃなかったんだと思う。先日出会ったチューリップは淡い紫?ピンク?と上品なお色。あら、こういうチューリップもあるのね。悪くないじゃない。
チューリップは球根。種をまくわけでもなく、苗木を植えるわけでもなく、球根を植える。そして一度花が咲いたら基本的にその球根の命は終わる。頑張って手入れすれば2回、3回と咲かせることもできるみたいですけど。
じゃあさ、球根ってどうやってできるんでしょう。すごく不思議。
と思ってGoogle先生に聞いてみたら、種を植えたら球根ができるらしい。しかも球根ってのはすごく広義な言葉みたいで、ジャガイモやニンニク、ショウガなんかも広い意味では球根の一種らしい。球根、はんぱねぇ。
小学校5年生か6年生だったかは少々記憶が曖昧だけど、あの時、モテ期が来てた。でも小学校高学年の男子なんて遊ぶことしか頭にない。お小遣いも月数百円だった時代。女の子と遊ぶなんて選択肢は考えられなかった。
チューリップの花は一度咲いてしまったらそれでおしまい。
凡人にとってモテ期なんてそう何度もやってこない。大学生の頃にモテ期が来てくれてたらなぁ、なんて今でも思うけどそれは叶わない夢ってやつでした。大学の4年間は完全に干からびてました。
結婚して娘も産まれて、今年30歳になってしまう私でございますが、いつかまたモテ期ってやつは来るのでしょうか。チューリップを見るたびに、そんなことばかり考えてしまうのです。
秩父の芝桜を撮影するのは楽しい
初めて訪れた秩父の羊山公園。
思っていたより芝桜が敷き詰められているエリアは狭かったんですが、なかなかの見ごたえでした。8時20分くらいに入場して10時前には撤退したんですけど、続々と人が増えていったので真剣に写真を撮るなら早めの入場が断然おススメ。
毎年見にきたいか、と問われると即座に首を縦に振れない自分もいます。見ごたえはあったけど、そんなしょっちゅう見に来たいものではないかな。1回見たらお腹いっぱいになる感じでした。
そうでしたねぇ、休日に西部秩父線が事故というニュースを聞いて直ぐに羊山や各駅から登山する多くの人の姿を思い浮かべました。 何しろ短距離の「振替輸送」の利かない唯一の路線ですからね〜。 この公園にはバイクで1時間も掛からずに行けるのに・・一度も行ったこと無し!(^_^;) 渋滞がひどくて(^_^;)
今月の末頃に「天空のポピー畑:皆野町」のポピーが開花します。山の上なので車しか交通手段がないのですが、息を呑む美しさですよ(^^)
カメラ映えするポピー?いいですよ~(^^)/
ばう (id:masatdm1951)さん
コメントありがとうございます。秩父って重体ひどいんですね。
ポピーも見に行きたいなぁと思っておりますが来年以降になりそうです(^^;