新幹線で東京に戻っていた昼下がり。連日の長距離移動で私のお尻が悲鳴を上げようとしていたその時、大学時代の友人からLINEが飛んできました。
仕事も一区切りして、昼寝をするにも全然眠くなくて、持っていた雑誌も隅から隅まで読んでしまっていたので、これは素晴らしいタイミング。
ダークサイドに堕ちた私は、しばらく乗っ取り犯と遊ぶことにしました。
今忙しいですか?手伝ってもらえますか?
LINE乗っ取りの定番メッセージと言えば「今忙しいですか?手伝ってもらえますか?」ですが、ちょっと日本語がうまくなったみたい。もしかすると日本人が操作しているのかな・・・色んな想像が湧いてきます。
いきなり5万円分要求するあたり、かなり強気です。人のLINEを乗っ取ってお金を得ようだなんて、悪い奴は成敗してやるのです。
乗っ取り犯のスルースキルはなかなかのレベル
facebookのメッセンジャーでLINEが乗っ取られている旨を友人に伝え、乗っ取り犯とのやりとりを楽しむ私。女子大生を紹介してくれ、という打診は華麗にスルー・・・乗っ取り犯よ、せめてノリツッコミというコミュニケーションを学べ。
好意を示してみたら、ちょっとだけ応えてくれた
私は男です。LINEを乗っ取られている友人も男です。急に好意を示してみたら、控えめにスタンプで応えてくれました。意外と根は優しいようです。
またしても華麗すぎるスルースキルを発動
試しに「あの日のこと覚えてる?」とカマかけてみたら返答がありませんでした。逃げ出したのかな・・・と思ってたら「買いましたか」と華麗すぎるスルーを再び発動。なんという空気を読まないコミュニケーション。
悪人になってみたら、ちょっと困ってた
iTunesカードを買え買えとうるさいので、思い切って万引き犯になってみたところ、少々困った表情。乗っ取り犯にも人間の血は流れているようです。
他人の万引きを心配するくらいなら、手前のやってることを客観視するとよいよ!
そして捕まる私。乗っ取り犯にじわじわと精神的なダメージを与える作戦です。どんな返答をもらえるのか、新幹線に揺られながらワクワクテカテカ。
馬鹿にされていることに気付いたのか、本気で返答に困っているのか、このあたりから返答が途絶えてしまいました。
既読にはなるので精神的なダメージを与え続ける
LINEを乗っ取った行為によって招かれたこの悲劇。既読にはなるけど返答が来ない。私もそろそろ飽きてきたので立て続けに追い打ちをかけていきます。
「煮転がします」に「なんでやねん!」と返ってきたら最高だったんですが、乗っ取り犯には理解できなかったみたいです。
TwitterでいただいたiTunesカードの画像を送信してみたんですが、友人のアカウント再取得が無事に終わったようで、このあたりでお遊びは終わってしまいました。
「何か言ってよ…」まで読んでアクセスを遮断された乗っ取り犯は、さぞ罪の意識に苛まれていることでしょう。今頃教会で懺悔をしているかもしれません。
まとめ LINE乗っ取りには気を付けよう
今回、LINEが乗っ取られたのはITリテラシーが決して低いわけではない同い年の友人。つい先日、私のアカウントも見知らぬ端末からログインされかけました。LINE乗っ取りはごく身近なところで起こっています。
これだけ日本国内で騒がれている状態で、同じ手順を繰り返す犯人グループも頭が悪いなー・・・と思いますが、義理の妹にこの話をしてみたら、LINE乗っ取りのことを知らなかったので、騙されてカードを買ってしまう人もいるのでしょう。
知らぬ間に乗っ取られないよう、皆様もくれぐれもお気を付け下さいませ。