最近、反省をしています。
こんなレンズ使えないと、つい最近まで勝手に決めつけていました。ですが、それは単に私自身がレンズの特徴をしっかり把握できておらず、うまく活かせていなかっただけだったんです。
使い込めば使い込むほど、徐々にレンズと向き合えるようになってきました。
レンズの特徴を活かせるようになるまで使い込む
GX1のキットレンズ14mm f/2.5ですが、購入当初は「明るいレンズ」という言葉の意味すらわからなかったこともあって、「ぜんぜんボケないから、このレンズはダメなレンズ」と決めつけていました。
35mm版換算で28mmの広角で、絞り開放はf/2.5となると、このレンズにとろっとろのボケを求めることがそもそもの間違いですね。センサーもマイクロフォーサーズですし。
今だからわかることですが。
ボケは苦手でも、画角を考えて絞って撮れば、遠近感を強調した画を作ることができます。50mmや85mmのレンズでは同じような画は作れません。
このところ頻繁に持ち出していることもあって、このレンズだからこそ撮れる画を、やっとつかめるようになってきました。購入から約1年半、えらく時間がかかってしまいましたが。
もうすこしカリッとシャープな画を出せると完璧なのですが、このレンズの限界を理解できたことも大切かなと。
どんなレンズも、まずはとことん使い込むことが大事ですね。私のような初心者は特に、使い込まないと見えてこない。
赤山先生の教えに学ぶ
誰よりもNikonのカメラを愛している、かの赤山シュウ先生が、Twitterでこんなことをつぶやかれていました。
単焦点レンズ。
ズームのように自由に動かすことの出来ない焦点距離を自分の身体を縦横無尽に動かしてベストアングルを探り出す。
探り出したベストアングルと距離感はいつの間にか身に付いて憶えてるんだ。
それを続けることで知らないうちにその焦点距離をマスター出来るよ。
単焦点レンズ万歳!
— Shu Akayama (赤山シュウ) (@shamjurix) January 17, 2014
ほんとに仰る通りだなと。
28mmの焦点距離だとこんな画を作れる、60mmだとこんな感じ、85mmだとこんな感じ、と焦点距離を自分の体に覚えこませていくことが写真の上達につながる。最近ようやくその言葉の意味を理解できるようになってきました。
ズームレンズはパラダイス
ちなみに赤山先生はこんなこともつぶやかれていました。
単焦点レンズを徹底的に使い込むじゃない。その後にね、ズームレンズ使うとパラダイスだよ。
無段階で変わるパースペクティブ(奥行き感)。
これが表現領域を更に拡げてくれるのだ。
職業カメラマンならスピーディな多ショットの仕事を楽にこなせる。
だから各焦点距離を徹底的に知る事が先決さ。
— Shu Akayama (赤山シュウ) (@shamjurix) January 17, 2014
ズームレンズでパラダイス・・・ゴクリ。
35mm f/1.8Gも出ることですし、しばらくは単焦点レンズを使い倒して、焦点距離をしっかりとつかめるようになろうと思います。
早めにパラダイスに行きたいのが本音ですが、金銭的な負担も考えないといけませんので、焦らずにじっくり1つ1つの単焦点レンズと向き合っていくとしましょうか。