レビュー

GITZO GT1545Tを購入|持ち運びに最適なトラベラー三脚

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ジッツォのトラベラー三脚1型4段

憧れだったジッツォの三脚を購入しました。自由雲台がセットになっている、トラベラー三脚1型4段のGT1545Tというモデル。

池袋のビックカメラで133,110円でしたが、D810とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRを買ったときに付与されたポイントが約15万円分溜まっていたので、すべてポイントでお支払い。まだ数回しか使っていませんが、これは間違いなくいいモノです。

持ち運びが便利で仕事でも安心して使える三脚を

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

写真上にあるのは、今まで使用していたベルボンの旅行用三脚ウルトレックUT-53Q。コンパクトボディで撮影が必要な出張時などに重宝していましたが、「耐荷重2.5kg」という点が不安。

D810とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを組み合わせると約2kg。たとえば集合写真の撮影でスピードライトも使うとなると、耐荷重をオーバーしてしまいます。段数が6段と、重量級の機材を支えるには足元も不安定。

お仕事として撮影させていただける機会もちょこちょこあるため、安心して使える三脚が必要だったのです。

マウンテニアではなくトラベラーを選択

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

ジッツォの三脚はいくつかのシリーズに分かれていて、最も標準的な三脚とされるのが「マウンテニア」と呼ばれるシリーズ。私が購入したのは「トラベラー」という、その名の通り旅行に最適とされるシリーズ。

最初は値段が安い(ジッツォの中では)マウンテニアの2型4段を購入するつもりだったのですが、今後もしばらくは公共の交通機関での移動が中心となるため、最終的には持ち運びの利便性を優先。

このトラベラーの1型4段、見た目はほっそりしているのに耐荷重は10kg。ウルトレックUT-53Qの4倍です。お値段は約6倍ですけども。

カメラバッグとの相性も抜群

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

愛用しているロープロのカメラリュック、プロタクティック450AWとも相性抜群です。リュックの側面に三脚をつけていると、どうしても背負いにくさはありますが、両手が自由になるのが強烈に快適。いつ野武士に襲われても、華麗に真剣白刃取りができます。

国内の老舗メーカー、ベルボンの「ジオカルマーニュ」やスリックの「カーボンマスター」など、魅力的な三脚は他にもいろいろあったのですが、「耐荷重×コンパクトさ」で考えるとジッツォのトラベラー以外に選択肢がありませんでした。

見た目以上にマッシブなセンターボール雲台

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

三脚とセットになっていた自由雲台。こちらもコンパクトで華奢な見た目ですが、がっちりとカメラを支えてくれます。ネジを緩めても急にカクーンとならず、全体的にヌメッとした動きで高級感があります。(伝われ)

接客してくださったベテラン店員さんの解説によると、この雲台のボール部分は完全な円形ではなく、若干楕円形になっているのがミソなんだとか。理系出身なのに物理はさっぱりな私。詳しいことはよくわかりません。

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

プレートはネジで挟み込むタイプ。アルカスイスと互換性がなんちゃらと説明してくださいましたが、そもそもアルカスイスがなんたるかを理解していないので、まぁ便利なんだろうなーとしか思ってなかったり。

クイックシューのようにパチっとはめるのではなく、ネジをぐるぐる回す必要があるためスピード感には欠けますが、がっちりとカメラを支えてくれる安心感はありますね。

Gロックシステムが使いやすい

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

脚を伸ばすときは「Gロック」と呼ばれるナット式の機構をガシッと握って、グイッと回すと、全部一気にロックが解除できるので非常に便利。(語彙力)

ガチガチにナットを回してロックしなくても、きちんと固定してくれるのがいいですね。ビックカメラの店員さんに「あまり強く回しすぎると良くない」と言われたのですが、どのくらいナットを締めるべきなのかちょっと悩む。

D810と24-70mm f/2.8E ED VRを安心して使える

ジッツォのトラベラー三脚1型4段

実際にD810とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの重量級コンビを乗せてみました。レンズだけで約1kgと重いため、雲台をきっちりロックしないと前方に傾いていきますが、ウルトレックUT-53Qの雲台と比べると安定感が抜群です。

先日、妻の祖母の米寿のお祝いで、スピードライトSB-700も乗っけて使用したのですが、傾いたりすることもなく綺麗に集合写真を撮ることができました。

ただ縦位置で使うときは、プレートのネジの向きを考えないと、レンズの重みがネジを緩める方向に働いてしまうため、どうしても傾いてしまいますね。縦位置での撮影が増えそうなときは、3way雲台を購入するか、L型ブラケットを導入しようと思います。

製品登録すると保証期間が5年に

製品登録すると保証期間が5年に

これもビックカメラの店員さんに教えていただいたのですが、ジッツォの三脚はWeb上で製品登録をすると保障期間が1年から5年に延長されるそうです。不思議な日本語がちらほらありましたが、無事に登録も完了です。

今回、三脚を新調するにあたりビックカメラへ4、5回足を運びました。機材の購入でここまで悩んだのは初めてです。

心を決めてジッツォを購入した日、20代半ばと思われるキュートな女性店員さんに「ジッツォなら一生使えますね!」と飛び切りの笑顔で接客されて、私の三脚はジッツォばりの硬さ(ry

持ち運びも便利で、安心して使える三脚。今年の冬はイルミネーションの撮影でもバシバシ使っていこうと思います。

追記:GT1545Tを使用して撮影した作例

実際にジッツォのGT1545Tを使って撮影した写真を数点ご紹介します。

GT1545T作例

こちらはとしまえんのメリーゴーランドを長時間露光で撮影したもの。ジッツォの安定感もすごいですが、6秒間、微動だにせず体を寄せ合っているカップルもすごいです。

GT1545T作例

こちらは20秒の長時間露光。ベルボンのウルトレックUT-53Qを使って、同じシチュエーションで撮影したことがあったのですが、ジッツォを使うとカメラの安定感が半端じゃないです。

GT1545T作例

これは昭和記念公園のイチョウ並木。太陽の出ている時間帯なので、手持ちでも撮れるシチュエーションでしたが、ISO感度を64まで落として三脚を使用。細部まできっちりシャープに撮れています。

GT1545T作例

こちらは六義園のライトアップ。タイミングよくブルーアワーの時間帯に撮影することができました。人の多い撮影スポットでも、コンパクトな三脚なら動きやすいです。

ただし、場所によっては三脚使用がNGなので注意が必要です。

GT1545T作例

こちらも六義園で30秒の長時間露光。さすがのジッツォといえど、縦位置撮影をするときはL型プレートがないと不安定になりますね。

必要性を感じて後日購入しましたが、三脚と一緒にL型プレートも買っておくことをおすすめします。

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