冬の早朝ポートレート撮影は寝不足と寒さに耐える価値がある

冬の朝、赤く染まる空、出られない布団。早起きがそんなに嫌いではない私でも真冬は別物。起きたいと思っても体が拒絶する。隣で寝ている娘に顔をけられようとも、ひじ打ちをされようとも、いつまでも布団の中に入っていたい。

そんな私を唯一突き動かす朝の光。平日の朝、動きづらいスーツを身にまとって背中を丸めながら電車に乗り込む私のテンションをあげてくれる。雲一つない空、直視できない強い光。キラキラと輝く冬の太陽はきっとどんな季節よりも美しい。

朝の池袋

6時すぎには空が赤く染まり始めて、7時すぎには太陽が顔をのぞかせる。8時には太陽が昇ってしまってキラキラとした斜光は望めない。早朝での撮影は時間との勝負。幸運なことにこの日は綺麗な晴れ模様。冬のポートレート撮影には絶好の天候。

朝7時に池袋駅近くで待ち合わせをして早速撮影開始。大きなスノーボードを抱えてバスに乗り込む人たち。今年は暖冬で雪が少ないと聞きます。ウィンタースポーツ好きな皆様には辛いシーズンなのかしら。いつか雪景色を背景に撮影してみたいものです。

今回撮影させていただいたのは吉岡みきさん。撮影会にも出演されているそうです。聞いたところお住まいは八王子だったそうで、朝7時に池袋集合という無茶な要求をしてしまった罪は、全力の撮影で償うしかありません。

今年は暖冬だと聞いていたけれど、この日は手袋をしていないと指がかじかむほどの寒さ。調べてみたら撮影用の手袋が売っているそうなので、冬の撮影用に買っておいた方がよさそう。

今回使用したレンズはAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDと、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gの2本。もう少し広角な単焦点レンズも欲しいところですが、この2本があれば撮りたい写真はだいたい撮れてしまう。

新しいレンズを購入する予定はしばらくなさそうなので、ポートレートはこの2本のレンズで撮っていこうと思っています。85ミリはやっぱり手放そう。

寝不足と寒さなんて忘れてしまうくらい撮影に没頭。今年初のポートレート撮影、短い時間ではありましたがとても中身の濃い撮影をすることができました。吉岡さん、朝早くから撮影の機会をいただきありがとうございました！