雨上がりの新宿ネオン街で夜のポートレート撮影

夜の新宿でポートレートを撮影してきました。この日は雨がぱらついていて、左手でビニール傘を持ちながら、カメラバッグを背負いながら、右手でカメラを操作するというなんともアグレッシブな撮影。

完全に陽が落ちてからのポートレート撮影は初めての経験です。ストロボもカメラバッグに忍ばせてはいましたが、ネオン街の灯りをうまく活用して撮りたいと思いまして。ISO感度をギリギリまで高めての撮影となりました。

ネオンの玉ボケで鮮やかな背景を

新宿の街をぶらぶら散策しながらの撮影。ぱらついていた雨もいつのまにか止みまして、とてもよい塩梅に背景を彩ってくれます。雨上がりの濡れたアスファルトって、とてもフォトジェニックで好きなのです。

ネオンの玉ボケは夜撮影の醍醐味ですね。飲み屋の灯りや車のテールランプ、どれもこれも魅力的です。

撮影させていただいたのはmayuさん。2年くらい前からポートレートモデルをされているそうで、モデル募集ページからご連絡をいただいて今回の撮影に。これまで撮影されたお写真を見せていただいたのですが、どれもこれも魅力的ですごい。

素敵なポートレート写真を見たとき、感動する以上に自分も撮りたい！もっとこんな風に撮ってみたい！と思ってしまうあたりがフォトジャンキーです。

この日のレンズはタムロンA09の一本勝負。暗い場所だとAFが迷っちゃって大変。ところどころMFに切り替えてなんとか頑張ってみましたが、A09はフルタイムマニュアルフォーカス未搭載なのが地味に辛い。手振れ補正搭載の新型24-70、やっぱ欲しいです。

ISO感度は普段上限設定にしている1600あたり、絞りは解放付近、シャッタースピードは1/40～1/60あたりで露出を調整してみました。比較的高感度に強いと言われているD610ですが、ISO感度1600まで上げるとノイズが顕著になってきます。

質感を損ないすぎないよう、現像時に程よくノイズを除去。このあたりの調整加減がなかなか難しい。

夜の撮影と昼間の撮影は光の探し方が全く別物ですね。飲み屋の看板や自動販売機、灯篭など、人工的につくられた光をどのように活かすか考えながら撮影するのはなかなか楽しかったです。

地下でも少しだけ撮影をさせていただきました。新宿の地下街はいつ歩いても人が多いですね。皆さんどこから来て、いったいどこへ行くというのでしょうか。

中村屋で超有名らしいソフトクリームを食べながら、これまで撮影した写真をお互いに見せ合ったり。写真関連の友人が身近にいない私にとって、写真の話ができるのは非常にうれしいことなのです。とても楽しい時間でした。

mayuさん、貴重な機会をいただきありがとうございました！