風景

クロスフィルターでイルミネーションをキラキラに撮影するコツ

本ページは広告・アフィリエイトリンクが含まれます
DSC_7442

写真を撮るために必要な道具。カメラとレンズは当たり前として、三脚やストロボ、レフ版や露出計など。単に写真を撮るだけならカメラとレンズがあれば十分だけど、狙い通りに撮りたい!工夫したい!ってなると何かと道具も必要になる。

撮るための道具は数あれど、滅多に使わない道具も沢山。その一つがクロスフィルター。雑誌を見ているとブツ撮りでも使われることがあるみたい。でも私としてはイルミネーション撮影以外で活躍の場が無い。

約1年ぶりの御指名。クロスフィルターさん、クロスフィルターさん、お願いしまーす!

タムロンA09にクロスフィルターを装着

DSC_4891

昨シーズンのイルミネーションはAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gにクロスフィルターを装着して撮影していました。

AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gのフィルター径は67mm。なんとタムロンA09のフィルター径も67mm!

偶然にもぴったり!新しいクロスフィルターを買わなくていい!きゅぴぴーん!!と、出費を抑えられたことに小さな喜びを感じ、テンションが高まっておりました。

イルミネーションは何枚も撮影すること

DSC_7466

イルミネーション撮影時は三脚を使用。2秒のタイマーをセットして、スローシャッターをぱちりぱちり。イルミネーションがどんどん変化するので、2枚連続で撮影するように設定しました。

シャッターのタイミングによっては、ライトがほとんど消えてる瞬間を撮ってしまうのでこともあるので2枚以上連続で撮影するのが無難だと思う。

で、気に入ったものを残す。デジカメだからこその撮影ですな。

DSC_7469

強い光源はぴかーんと光る。弱い光源も小さくぴかりと光る。幻想的と言えば聞こえはいいけど、見方によっては少々うるさくも感じる。

イルミネーションとクロスフィルターの相性は抜群だけど、何事も限度ってモノがある。

ふんわりとした雰囲気にしたいなら現像時に明瞭度を落とせばいい。クロスフィルターのギラギラした感じを強めたいなら明瞭度を高めればいい、ってそんな単純な話でもない。

広角レンズはダイナミックさが出る

DSC_7427

タムロンA09の広角端は28mm。広いっちゃ広いけど、数ある広角レンズの中では末弟レベル。ニコン家の長兄である14mmには遠く及ばない。つい先日、小三元の16mm兄貴を仕事でレンタルしたんですが、あれやっぱり欲しいなぁ。

DSC_7484

望遠レンズでイルミネーションを圧縮して切り取る楽しさも知りましたが、私はやっぱり広角レンズでイルミネーションを撮るのが楽しいと思う。

イルミネーションの形や撮影できる場所によって変わるとは思いますけども。

DSC_7401

D610とタムロンA09でもメリーゴーランド。好きよ、メリーゴーランド。娘が大きくなったら一緒に乗ろう。寒空の下、おっさんが一人でカメラ持ってメリーゴーランドに乗る勇気は無くってよ。

85mm単焦点レンズで撮影した例

DSC_4855

ここからは単焦点レンズのAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gにクロスフィルターを付けて撮影した例を数枚載せてみます。

クロスフィルターってホームセンターでプラ板やアクリル板を買ってきて、格子状にカッターで切り込みを入れると同じような効果が得られるそうですね。

ホームセンターに行く時間と、作業の手間が面倒だったので、新宿に行った際にヨドバシカメラで買っちゃいました。フィルター径に合わせて色々なクロスフィルターが販売されていて、なかなかの品ぞろえでした。

DSC_4836

赤と緑のイルミネーションが程よくきらめいて、うまい具合に撮れました。このキラキラはクロスフィルターをつけてこそ出せるものですね。

しっかり絞ることで光条を出すこともできますが、クロスフィルターのようなきらめきを出すことはできません。

ちなみに、クロスフィルターを使用する際は絞り開放にするのが良いそうです。今回はいずれも絞り開放、手持ちで撮影してみました。

明るくなりすぎないようにISO感度は200で固定です。

きらめきの角度は自由に変えられる

DSC_4843

こちらも程よいキラキラ感を出すことができました。被写体との距離感や光源の光の強さによって、キラキラ感にかなり変化が出ます。

また、クロスフィルターは二重のリング構造になっていて、前面のリングをぐりぐり回すことで光の角度を変えることができます。レンズフードをつけているとクロスフィルターのリングを回せないので、結局ほとんど回すことはなかったんですが・・・

光が強いときらめきも大きくなる

DSC_4823

ぎらりーんっ!と強い光の光源があるとこのように大きなきらめきが出ます。

うまくコントロールできると幻想的な写真を撮れますが、なかなか調整が難しいですね。この写真もたまたま撮れた一枚だったり。。

イルミネーションに近づいて玉ボケを出す

クロスフィルターを使ってキラキラの玉ボケを作る

右奥のイルミネーションにフォーカスを合わせて、手前のイルミネーションが玉ボケになるように撮ってみました。もうちょい大きな玉ボケを出したかったんですが、これが限界でした。

クロスフィルターを使うと、玉ボケにも格子状の模様が出てしまうんですね。これは予想外でした。ここまではっきり見えてしまうと、ちょと見栄えが良くないですなぁ。

キラキラ感は狙い通りですが、四隅の玉ボケがラグビーボールのようになっているのが目立ちますね。絞り開放で撮っているので、ある程度は仕方ないのですが、せっかくなら真ん丸の玉ボケを作りたいところ。

高いレンズを買えということでしょうか・・・

単焦点レンズだと構図の作り方が難しい

クロスフィルターを使ってキラキラの玉ボケを作る

こちらはとしまえんで木のイルミネーションを下から煽るような構図で撮ってみたのですが、パッとしない画になってしまいました。もっとたくさんの玉ボケができれば、貧相なイメージを払拭できたかな・・・

自分のイメージ通りに撮る、というのはなかなか難しいものですね。自分の腕の無さに反省しきりです。ぐぬぬ・・・

イルミネーション撮影に失敗した例

クロスフィルターを使ってキラキラの玉ボケを作る

手前の光源にフォーカスをあてて、後ボケするように撮ったんですが、これは大失敗でした。

クロスフィルターによるキラキラ感と、小さな玉ボケは出せてはいるのですが、何とも中途半端で貧相な画です。。構図も無茶苦茶でしたね。。

今のところの成功パターンとしては、イルミネーションの光源に思いっきり近づいて玉ボケを作りつつ、遠くの光源にフォーカスをあててクロスフィルターによるキラキラ感を出すことくらいだなぁ。

もっとたくさんの成功パターンを見つけないとダメですね。失敗ばかりでしたが、学びの多い撮影になりました。

クロスフィルター撮影は楽しい

DSC_7402

都内各地のイルミネーションを撮りに行きたい!と散々わめいている私でございますが、タムロンA09とクロスフィルターのコンビがなかなかいい感じで気に入っております。

広角端はちょっと物足りなさがあるけど、ズームで画角を調整できるのはやっぱり便利。

絞り開放時のぬるい画も未だに好きになれないけど、三脚使って絞って撮るなら問題なし。私の用途にはぴったり・・・かな。

次はどこのイルミネーションを撮りに行けるかしら。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です