すけこむブログ

カメラが好きな都内在住31歳男性の写真ブログ。ニコンD810を愛用。娘二人の子育てにも奮闘中。

1円でももらったらプロなんてただの屁理屈、プロを名乗るなら依頼主の期待を越えろ

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プロフェッショナル。略してプロ。プロ野球、プロゴルフ、プロ彼女、プロカメラマン。プロという言葉は世間にあふれかえってる。「1円でもお金をもらった瞬間に、あなたたちはプロなんだよ」と若手向けの研修でよく耳にする。つまらない屁理屈だ。

たった1円でプロ意識を持って働けだなんて、かの有名なブラック企業でもビックリだろう。数万円、数十万円、数百万円のフィーを支払ったのに、クソみたいな仕事をする自称プロもいるからタチが悪い。

プロって何なんでしょうね。

撮りたいものを撮ってるうちが幸せなようにも思う

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先日、仕事でちょっと写真を撮る必要がありまして。

広角レンズをレンタルして、D610も1台手配。レンタル代は経費で落とすので、どうせならD4SやD810を使えばよかったかなと思ったり。でも不慣れなボディでアタフタするのは避けたかったので、冒険はやめておいた。

高速連射はできないし、高感度にもめちゃ強いとは言えないけど、今回の用途であればD610で十分。後は撮り手の腕次第。2台のD610を使い倒して撮影枚数は合計1,000枚以上。NG写真は削除、納品したのは350枚くらい。歩留まり悪い。

私が写真好きってことを取引先に話していて、1年前にもちょこっと撮影してデータを渡したことがあったりで今回の撮影に。仕事として写真を撮るのって、普段撮りに行く写真とはかなり異質。

納品用の写真と作品としての写真は全くの別物

たとえば普段の撮影だと周辺減光はそのままにしておくことが多い。カメラボディの補正もOFF、Lightroomでも周辺減光は補正しない。嫌いな人もいるみたいだけど、周辺減光はレンズの個性だと思ってるタイプ。

でも取引先に納品する写真は周辺減光をきっちり除去。f/5.6~7くらいに絞って撮ることが多かったので、そもそも周辺減光は少なかったけど。

自分がどう撮りたいかじゃなくて、取引先がどんな写真を求めているのか、どのような用途でこの写真を使う予定なのか、といった点を常に意識して撮らないといけない。何だか終始息苦しかった・・・

撮りたいから撮る。撮らなきゃいけないから撮る。この差はすごく大きい。

どんなときも期待を越えられるのがプロフェッショナルだろう

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今回、機材のレンタル代に加えて、片手の指がたっぷり余る程度の撮影代を請求させてもらった。「1円でももらったらプロ」という屁理屈が成り立つなら、私はその日プロカメラマンだったってことになる。でも私はプロじゃない。

お金をもらって仕事をすれば誰でもプロを名乗れるだなんて、現実はそんなに甘くない。どんなときでも依頼主の期待を超えられるのがプロなんだと思う。軽々しくプロなんて名乗っちゃ駄目なんだと思う。

見習いでも、駆け出しでも、修行中でも何でもいい。期待を越えられないならプロではない。修行中なら修行中なりのフィーをもらえばいい。

撮りたいものを撮りたいように撮れるのが一番楽しい

今回の撮影は取引先に喜んでもらえた。でもそれは何年もお付き合いをしている取引先で、撮影場所をはじめ撮らせていただく方々を知り尽くしているからできたこと。他の取引先でも再現できるかというと難しい。たぶんできない。

写真でご飯を食べていくつもりはないけど、必要とされるなら写真は撮らせてほしい。だけど必ず期待を超えられると約束はできない。技術も経験も機材も、何もかも足りていない。

撮りたいから撮る。撮りたいものを撮りたいように撮る。それが一番楽しいんだな。